振袖で防寒対策は必要?おすすめのアイテムや天候が悪いときの対処法も紹介

成人式や特別なイベントで振袖を着る際、防寒対策について気になる方も多いことでしょう。本記事では、振袖の特性や寒い時期におすすめのアイテム、天候が崩れた際の対処法について詳しく解説します。これから振袖を着る予定のある方は、ぜひ参考にしてください。

目次

振袖は寒い?成人式で防寒対策は必要?

出典:PIXTA

「振袖は寒いのではないか」と心配する方もいますが、実際のところ、振袖はそこまで寒くはありません。

袖口が広がっているため風を通しやすいつくりですが、何枚も重ね着をするため、いつもの洋服と比べても暖かく感じることが多いでしょう。また、冬場に着用する場合も、式典の会場によっては暖房が効いていることが多く、室内にいる分には寒さを感じない可能性が高いです。

一方、首元や手先、足元の部分は冷え込みやすくなります。そのため、これらの部分をしっかりと防寒するのがおすすめです。

振袖着用時におすすめの防寒アイテム

振袖着用時におすすめの防寒アイテムをご紹介します。

アイテム用途
ショール肩周りを温めてくれる
革やレースの手袋指先を温めてくれる
股上が浅く丈の短いスパッツ下半身の冷えを防止
保温性の高い足袋インナー冷えから足を守ってくれる
貼らないカイロ必要なときに使える

それぞれ解説していきます。

ショール

ショールは、振袖とセットでレンタル・購入されることの多いアイテムです。セットプランになっていることも多く、特に成人式では多くの方が身につけます。

華やかさが増すだけでなく、肩周りを温めてくれるため、防寒効果も期待できるのがポイント。ショールはさまざまなデザインがあるため、振袖の雰囲気に合わせて選ぶと良いでしょう。

革やレースの手袋

指先を温めてくれる手袋は振袖コーディネートのアクセントにもなり、可愛く寒さ対策したい方にぴったり。フリースやニット素材やカジュアルなものは振袖に合わないため、革やレースの手袋がおすすめです。

股上が浅く丈の短いスパッツ

股上が浅く丈の短いスパッツもおすすめです。

股上の浅いスパッツなら、トイレの際にも脱ぎやすく困りません。また、丈が短いものを選べば、動き回っても振袖からはみ出ることなく着用できます。

保温性の高い足袋インナー

振袖を着ると、基本的に足袋と草履を履くスタイルになります。しかし、草履はサンダルに近い形状のため、足元が冷えやすくなるのが特徴です。

寒さ対策としては、保温性の高い足袋を選ぶことをおすすめします。冷えから足を守ってくれるので、冬でも快適に過ごせるでしょう。

貼らないカイロ

その他の部分には、貼らないカイロがおすすめ。貼るカイロは低温火傷のリスクがあるため、貼らないタイプのカイロを選びましょう。1つ持っておくだけで、必要なときに手軽に使えます。

振袖の下にヒートテックを着る際の注意点

成人式の時期は1月ですが、実は振袖は通常の洋服と比べてそこまで寒いというわけではありません。むしろ振袖は着付けの際に何枚も重ね着をするため、比較的暖かいです。

また成人式の会場では暖房がしっかり効いている場合が多く、室内で寒さを感じることはあまりないでしょう。そのため、よほど寒がりの方でない限り、ヒートテックを着用する必要はありません。

もしもヒートテックを着用する場合は、以下のポイントを意識してみてください。

ヒートテック選びのコツ

基本的に振袖の下にヒートテックを着る必要はないですが、寒がりな方は着用しても問題ありません。その際は、外から見えないように工夫することがポイント。

ヒートテックがのぞいてしまうと振袖の美しさを損ねてしまうため、ヒートテック選びにも工夫が必要です。

ヒートテック選びのコツ
  • 首元の詰まっていないタイプを選ぶ
  • 七分袖より短いタイプのものを選ぶ
  • 振袖と同系色のものを選ぶ
  • 屋外にいる時間の長さで素材を選ぶ

ヒートテックを着用する場合は、上記のコツを意識してみてください。

ヒートテックは一番下に着用する

ヒートテックは肌襦袢の下に着るのが基本です。一番下に着ることで、振袖のシルエットを崩さず保温効果を得られます。最近では保温性の高い肌襦袢も市販されているので、ヒートテックの代わりに使用を検討してみるのもよいかもしれません。

振袖着用時に天候が崩れた場合

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振袖着用時には、急な天候の変化にも気をつける必要があります。以下では、振袖着用時に天候が崩れた場合の対処法をご紹介します。

天候が崩れた場合の対処法
  • 大きな傘を用意しておこう
  • 替えの足袋を持っていく
  • 移動中は他の靴に履き替えるのもおすすめ
  • 雨コートを着ていく

大きな傘を用意しておこう

振袖は袖が長く可動範囲も広いため、通常の傘では雨風をカバーしきれないことがあります。大きめの傘を用意しておくことで、雨や雪が降っても振袖を汚さずにすむでしょう。

替えの足袋を持っていく

雨の日に草履を履いていると、足袋が濡れやすいため要注意。替えの足袋を持参しておけば、濡れた足袋をすぐに交換できるので、1日中快適に過ごしやすくなります。

移動中は他の靴に履き替えるのもおすすめ

移動中は、ブーツやスリッポン・サボタイプ型のサンダルなど、他の靴に履き替えるのもおすすめです。会場についたら草履に履き替えましょう。

雨コートを着ていく

はっ水加工の雨コートを着用することで、着物や帯を雨からしっかり守ることができます。特に天候が荒れると、傘だけでは雨を防げないことも。天気予報をチェックして、雨が予想される場合は事前に準備しておくのがおすすめです。

まとめ

振袖を着る際の防寒対策は重要ですが、適切なアイテムを用意することで快適に過ごすことができます。ショールや手袋、保温性のあるインナーなど、工夫を凝らして寒さをしのぎましょう。

また、天候が崩れた際の対処法を知っておくことで、急なトラブルにも対応できます。素敵な振袖姿で、大切な日を楽しんでください。