帯揚げの結び方とは?種類や可愛いアレンジ方法を紹介

成人式や結婚式など、特別な日に着る振袖。コーディネートの細部までこだわるなら、「帯揚げ」も着目したいポイントのひとつです。

本記事では、振袖の帯揚げのおしゃれな結び方、2025年のトレンドについて紹介します。振袖の帯揚げについて知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

振袖の帯揚げとは?

振袖の帯揚げとは、振袖の着用時に帯の上側に巻かれる布のことです。まずは、振袖における帯揚げの役割と特徴を押さえておきましょう。ポイントとしては以下の通りです。

帯揚げの役割と特徴
  • 帯枕の紐を隠すためのもの
  • コーディネートの差し色にもなる
  • フォーマルな着物には欠かせないアイテム

帯枕の紐を隠すためのもの

帯揚げは着付けのための和装アイテムのひとつで、帯枕の紐を隠す目的で使われます。帯枕は着物を着る際に欠かせませんが、そのままでは紐部分が見えてしまいます。

帯揚げを付けて帯枕の紐をしっかり隠すことで、振袖姿がよりすっきりとした印象になるのです。

コーディネートの差し色にもなる

帯揚げは、振袖のコーディネートの差し色としても大活躍します。例えば、振袖がシンプルで控えめなデザインであれば、帯揚げで反対色を取り入れるなど、アクセントをつけることでバランスの取れたコーディネートに。

振袖の色や柄に合わせて帯揚げを選ぶと、より華やかでまとまりのある雰囲気に仕上がります。

フォーマルな着物には欠かせないアイテム

帯揚げは、着物の格を保つために必要なアイテムです。帯揚げを使うことで帯が安定し、着物全体のバランスが整います。

そのため、特にフォーマルな場で着る振袖や留袖などでは、帯揚げは着物の格式を保つための必須アイテムとされているのです。帯揚げがないとカジュアルな印象を与えてしまうことがあるため、注意しましょう。

帯揚げの種類

帯揚げには種類がいくつかあり、それぞれ特徴が異なります。主な帯揚げの種類と特徴を以下にまとめたので、参考にしてみてください。

帯揚げの種類特徴
総絞り繊細で立体感があり、高級感のあるものが多い
中抜き絞り柔らかい質感で、華やかさと上品さのバランスが良い
綸子(りんず)光沢感があり、フォーマルな場に適した上品な素材
絽(ろ)・紗(しゃ)透け感があり、軽やかな印象を与える
刺繍入りの絞り高級感ががり華やかな印象を与える
レースやラメ入り華やかで定番とは異なる個性を演出できる

総絞り

総絞りとは生地全体を「絞り染め」という技法で染めた生地の呼び名で、総絞りを使用した帯揚げはふっくらと立体感があるのが特徴。

鮮やかな色味で繊細な模様が施されており、取り入れると高級感のある装いになります。

中抜き絞り

中抜き絞りも「絞り染め」の一種で、ふっくらとした凹凸が生まれ、柔らかく上品な質感が特徴。中央部分が絞られずに平らな仕上がりになっているため、帯揚げの中心がスッキリと見えます。

さらに帯揚げの中央が平らなので帯結びの際にボリューム調整がしやすく、結び目がきれいに収まりやすいという実用的な面も。初心者でも扱いやすい帯揚げです。

綸子(りんず)

綸子(りんず)は生地の光沢感が特徴で、たて糸とよこ糸によらない系が使用されています。

生地には艶やかな地紋が浮き出ており、滑らかな肌触りが特徴です。フォーマルシーンにぴったりなので、振袖にも合わせやすいでしょう。

絽(ろ)・紗(しゃ)

絽(ろ)・紗(しゃ)は、いずれも「もじり織」という織り方で透け感のある生地が特徴です。夏の振袖に合わせるのにぴったりで、涼しげな雰囲気になります。

刺繍入りの絞り

帯揚げのなかには、刺繍が施されているものもあります。他のデザインよりも高級感があり、より華やかな印象に。振袖とのバランスを考えながら、刺繍の種類やデザインを選んでコーディネートすることがポイントです。

レースやラメ入り


レースやラメ入りの帯揚げは、華やかで個性を演出できます。透け感のあるレース素材であれば上品で可憐な印象を、光を反射するラメ糸で織り上げられた帯揚げは煌びやかな印象を与えます。

コーディネートに遊び心を加えたいという方や他の人と被りたくない方におすすめのアイテムです。

可愛い帯揚げの結び方4選

振袖を着る際、帯揚げの結び方にもこだわりたいところ。ここでは、可愛い帯揚げの結び方を4つご紹介します。

  • 本結び
  • 一文字結び
  • かもめ結び(入組山飾り)
  • リボン結び

本結び

本結びは、帯揚げの最もオーソドックスな結び方。帯揚げをきれいに折りたたんだ状態で、2回結んで方結びのようにして均等に結びます。

定番スタイルでありながら、華やかで安定感もあるため、どの結び方を選べばいいかわからない方にもおすすめです。

一文字結び

一文字結びは、帯周りをすっきりとシンプルに見せてくれる結び方です。振袖自体が華やかな場合や、大人上品な振袖コーデにしたいときにぴったり。結び方も簡単なので、自分で挑戦してみたい方にもおすすめです。

かもめ結び(入組山飾り)

かもめ結び(入組山飾り)は帯揚げの両端を巻くようにたたみ、袋状にして整える結び方です。

ふっくらと立体感のある仕上がりが特徴で、名前に「結び」とあるものの、実際には結ばずに整えるため、自分でも挑戦しやすいのがポイント。

細くシャープな雰囲気に整えたり、帯揚げを多めに見せたりと、アレンジを加えやすい結び方でもあります。

リボン結び

リボン結びは、キュートな振袖コーデにぴったりな結び方。帯揚げをリボンの形に結ぶことで、柔らかく可愛らしい雰囲気に仕上がります。

2025年トレンド!帯揚げアレンジのコツは?

2025年の成人式に向けて、帯揚げのアレンジにも注目が集まっています。トレンド感のある振袖姿を楽しみたいという方は、ぜひ以下のコツも取り入れてみてください。

  • シンプルなデザインの帯揚げがおすすめ
  • シックなデザインの帯に挿し色として添える
  • 帯がシンプルなら柄物の帯揚げもおすすめ

シンプルなデザインの帯揚げがおすすめ

流行中の無地調やモダンな振袖の振袖には、シンプルなデザインの帯揚げがおすすめ。振袖の色や柄を引き立てつつ、すっきりとまとまりのあるコーディネートに仕上がります。

シックなデザインの帯に挿し色として添える

シックなデザインの帯には、挿し色としてアクセントカラーの帯揚げを合わせると一気に華やかな印象に。

例えば、シンプルな織り模様が入っている帯には、シックな色柄の帯袋と差し色の帯揚げを合わせると、より洗練された印象に。

差し色には、ベースとなる振袖カラーの補色を選ぶのがおすすめです。 

帯がシンプルなら柄物の帯揚げもおすすめ

帯がシンプルな場合は、柄物の帯揚げを取り入れることでおしゃれな装いに。幾何学模様や花柄など、少し大胆なデザインの帯揚げを選ぶと動きが出て華やかな印象になります。

帯揚げの失敗しない選び方

「帯揚げ選びで失敗したくない!」という場合は、振袖や帯の色柄に合わせて選びましょう。また、同系色を選ぶことで、統一感が生まれてまとまりのあるコーディネートに仕上がります。

振袖の色柄に合わせて差し色にする

振袖の色柄に合わせて、帯揚げを差し色として使うとコーディネートが引き締まります。

例えば、赤い振袖には金や白の帯揚げを合わせるとバランスが取りやすく、華やかさが引き立ちおすすめです。

同系色を選ぶと統一感が生まれる

統一感を重視したコーディネートを目指すなら、同系色の帯揚げや帯締めを選ぶとまとまりやすくなります。

例えば振袖が青系の場合、帯揚げも青や薄い水色にするとより爽やかで上品な印象になります。

振袖コーディネートのポイント

振袖コーディネートのポイントとして、振袖のテイストを意識することが欠かせません。帯締めや帯揚げ、小物類をそれぞれ単体で選ぶのではなく、全体のバランスを考えて選びましょう。

振袖のテイストを意識する

特に振袖と帯揚げ・帯締めのテイストは合わせることが基本です。例えば、古典柄が施された振袖なら、帯揚げも伝統的なデザインのものを選ぶとバランスが取りやすくなります。

また、モダンな振袖や個性派デザインの振袖なら、少し遊び心を加えた帯揚げを選ぶのもいいでしょう。

当日帯揚げがほどけてしまった際の対応策

成人式当日に帯揚げがほどけてしまった場合の対策として、慌てずに簡単に修正できる「一文字結び」を覚えておくと便利です。

一文字結びは帯揚げの両端を帯の中に真っ直ぐ入れ込む方法で、比較的簡単に覚えられます。不安な場合は、万が一ほどけてしまったときのために動画などで予習してみましょう。

帯揚げの結び方の種類に関するよくある質問

Q. 帯揚げにはどんな種類がありますか?

帯揚げには種類がいくつかあり、それぞれ特徴が異なります。主な帯揚げの種類と特徴は以下の通りです。

帯揚げの種類特徴
総絞り繊細で立体感があり、高級感のあるものが多い
中抜き絞り柔らかい質感で、華やかさと上品さのバランスが良い
綸子(りんず)光沢感があり、フォーマルな場に適した上品な素材
絽(ろ)・紗(しゃ)透け感があり、軽やかな印象を与える
刺繍入りの絞り高級感ががり華やかな印象を与える
レースやラメ入り華やかで定番とは異なる個性を演出できる

Q. 帯揚げのおしゃれな結び方は?

帯揚げのおしゃれで可愛い結び方の例は下記の通りです。時代に合わせてトレンドも変化していくので、最新の結び方をチェックしておきましょう。

  • 本結び
  • 一文字結び
  • かもめ結び(入組山飾り)
  • リボン結び

Q. 帯締めにはどんな種類がありますか?

帯締めは、組み方やデザインによってさまざまな種類があります。以下の表に代表的な帯締めをまとめました。

種類特徴
丸ぐけ(まるぐけ)丸い紐を組み合わせたシンプルな帯締め。普段使いに適している
平組(ひらぐみ)平たく編まれた帯締め。格が高く、華やかな印象を与える
丸組(まるぐみ)丸い紐を交互に組み合わせた、少し太めで立体感のある帯締め
角組(かくぐみ)角張った形状の帯締め。伝統的な印象で格調高いコーディネートにぴったり
冠組(かんむりぐみ)高級感があり、結婚式や祝い事でよく使用される帯締め
高麗組(こうらいぐみ)高麗風の編み方で、豪華さと華やかさが特徴
三分紐(さんぶひも)細めの紐で、カジュアルな振袖に合う
レース組みレース調の紐を使用した、華やかで可愛らしい印象

Q. 成人式の帯結びで一番人気なのは?

「文庫結び」が振袖の帯結びでいちばん定番かつ人気の結び方です。

まとめ

振袖の帯揚げの結び方や、帯揚げ選びのポイントを解説しました。帯揚げの見せ方ひとつでコーディネートに差をつけられるので、ぜひ本記事で紹介したポイントを意識してみてください。

結び方やデザイン、色選びを少し工夫するだけで、振袖姿がぐっとおしゃれな雰囲気にまとまるはずです。