赤の振袖について徹底解説!赤の振袖が持つイメージや似合う人の特徴、パーソナルカラー別に似合う赤の種類などを紹介します。
人気のデザインやコーディネートもまとめたので、赤の振袖を着たいと考えている方は参考にしてみてください。
赤色の振袖が持つイメージや意味は?
日本では、古くから赤には魔除けや厄払いの効果があるとされてきました。赤い着物を身につけることで邪気を払うという考え方があり、特に人生の節目となる成人式では、赤の振袖が好まれています。
また、赤には情熱的でアクティブなイメージがあり、元気で明るい雰囲気を出したいときにもおすすめ。写真映えもすることから、成人式や結婚式などのハレの日に、赤の振袖はぴったりといえるでしょう。
赤の振袖が似合う人の特徴
振袖で赤が似合う人の特徴は以下の通りです。
- 目鼻立ちのはっきりした人
- 色白な人
- パーソナルカラーが「イエベ春」「ブルベ冬」
目鼻立ちのはっきりした人
赤は鮮やかで存在感を持つ色なので、顔のパーツがくっきりとしている方によく合います。目鼻立ちのはっきりした方であれば、赤の振袖をより美しく着こなせるでしょう。
色白な人
赤は血色をよく見せる効果があるため、特に色白の肌と相性がよいことも特徴。白い肌に赤が映えることで透明感が引き立ち、より華やかな印象になります。
パーソナルカラーが「イエベ春」「ブルベ冬」
パーソナルカラーとは、自分の肌の色や髪の色に似合う色のこと。パーソナルカラーでいえば、鮮やかな赤の振袖は「イエベ春」と「ブルベ冬」の人に似合いやすい傾向にあります。
ただし、「ブルベ夏」「イエベ秋」の方も、ニュアンスカラーを取りれることで似合う赤は見つけられるので、後述する赤の種類も参考にしてみてください。
赤の振袖が似合わない人の特徴
赤の振袖が似合いにくいとされる人の特徴は以下の通りです。
- 顔色が暗めの人
- 肌の色が青みがかっている人
- 色黒な人
とはいえ、上記はあくまで一般的な傾向です。赤にもさまざまな種類があるため、色選びや取り入れ方を工夫すれば可愛らしく着こなせる可能性もあります。
顔色が暗めの人
赤は明るさや華やかさを強調する色。そのため、顔色が暗めの方が鮮やかな赤を着ると、コントラストが強く顔色がくすんで見えてしまうことも。
血色が悪く見えがちな方は、朱色や茜色などの黄みがかった赤を選ぶのがおすすめ。また、顔周りに明るい色の小物を取り入れることで、赤の振袖が馴染みやすくなります。
肌の色が青みがかっている人
赤は暖かみのある色のため、肌が青みがかっている場合、赤とのコントラストが強くなりすぎて不自然な印象になることもあります。
こういった場合は、メイクで血色感をプラスしたり、鮮やかな青みのある赤(カーマインレッドやワインレッド)を選んだりすると、肌馴染みよく着こなせます。
色黒な人
色黒な方も同様に、鮮やかな赤とのコントラストで浮いて見えてしまうことがあります。明るい朱赤やビビッドな赤は肌色と馴染みにくく、不自然に感じられることもあるでしょう。
色黒な方が赤い振袖を選ぶなら、ゴールド系の小物を合わせたり、深みのあるボルドーやレンガ色など、落ち着いた赤を選んだりするのがおすすめです。
パーソナルカラー別!似合う赤の種類
振袖選びで自分のパーソナルカラーを意識することで、似合う振袖を見つけやすくなります。パーソナルカラーには主に4つのタイプがあります。
パーソナルカラーのタイプ | 似合う赤の種類 |
---|---|
春タイプ (スプリング) | 鮮やかで暖かみのある赤 (朱赤・コーラルレッド) |
夏タイプ (サマー) | 青みのある穏やかな赤 (ローズレッド・スモーキーレッド) |
秋タイプ (オータム) | くすみ系・深みのある赤 (レンガ色・テラコッタレッド) |
冬タイプ (ウィンター) | 青みのある鮮やかな赤 (ワインレッド・カーマインレッド) |
自分のタイプがわからないという場合、無料で診断できるサービスやアプリもあるので、活用してみるとよいでしょう。
イエベ春|鮮やか / 暖かみのある赤
イエローベースの春タイプは、明るくフレッシュな色が得意。肌に黄みがあるため、オレンジ寄りの赤が馴染みやすいです。朱赤やコーラルレッド は、顔色を健康的に見せてくれて、明るく華やかな印象を引き立てます。
ゴールド系の小物やアイボリーの帯を合わせると、より似合いやすいコーディネートに。
ブルベ夏|青みのある穏やかな赤
ブルーベースの夏タイプは、柔らかく青みのある色合いが得意。鮮やかすぎる赤よりも、ローズレッドやスモーキーレッドのような穏やかな赤が似合います。
また、シルバー系のアクセサリーや、淡い色の帯と合わせることもおすすめです。
イエベ秋|くすみ系 / 深みがかった赤
イエローベースの秋タイプは、落ち着いたシックな色合いが似合うタイプ。赤の中でもレンガ色やテラコッタレッドのような深みのあるトーンを選ぶと、肌馴染みよく着こなせます。
和風の柄やゴールドの帯との組み合わせなど、上品で大人っぽい雰囲気の着こなしがおすすめです。
ブルベ冬|青みのある鮮やかな赤
ブルーベースの冬タイプは、コントラストの強いはっきりとした色が得意。ワインレッドやカーマインレッドのような青みのある鮮やかな赤を選ぶと、肌の透明感がより引き立ちます。
また、黒やシルバーの小物を合わせることで、より似合いやすくなりおすすめです。
2025・2026年最新!赤の振袖のデザイン5選
赤の振袖のトレンドデザインをまとめました。
- 黒×赤の定番スタイル
- 赤×白のバイカラー
- 大胆な無地のモダン振袖
- ポップ / 鮮やかな多色使いのデザイン
- クラシックな古典派スタイル
黒×赤の定番スタイル
黒と赤の組み合わせは、格式高くシックな印象を与える定番スタイル。黒が入ることで引き締まり、大人っぽい雰囲気になります。
特に、黒地に赤の花柄や金箔が施されたデザインは格式高いシーンにもぴったり。帯や小物にゴールドやシルバーを取り入れると、より豪華な雰囲気に仕上がります。
赤×白のバイカラー
バイカラーの振袖は、異なる2色を組み合わせたデザインが特徴。白地に赤のバイカラーは定番色を組み合わせたデザインでありながら、人と被りにくいのもポイントです。
ハイセンスな着こなしを楽しみたい方にぴったりです。
大胆な無地のモダン振袖
「無地は地味なのでは?」と思うかもしれませんが、柄がない分鮮やかな赤の美しさが際立ち、モダンでおしゃれな雰囲気に。特に深紅やワインレッドの振袖は、個性派で大人っぽく着こなしたい方におすすめです。
また、無地の振袖はアレンジしやすいこともポイント。差し色や小物でアクセントをつけることで、自由なコーディネートを楽しめます。
ポップ / 鮮やかな多色使いのデザイン
明るく元気な雰囲気を演出したい方には、ポップでカラフルなデザインの振袖がおすすめ。赤をベースにしながらもピンクやオレンジ、黄色などのカラフルな柄が入ることでアクティブな印象に。
多色使いのデザインで周りと差をつけることができ、写真映えもばっちりです。
クラシックな古典派スタイル
赤の振袖の中でも、クラシックな古典派スタイルはいつの時代も人気。牡丹や桜、梅などの花柄を施した振袖は格式高く、世代を超えて愛されるデザインです。
金糸や刺繍が施された振袖はゴージャスな雰囲気で、成人式だけでなく結婚式やお祝いの場にもおすすめ。帯や髪飾りも、王道の和のテイストを取り入れることで上品な雰囲気に。
【色味別】赤色の振袖コーディネート
赤色の色味別に振袖コーディネートのポイントを紹介します。
色味 | 特徴 |
---|---|
ボルドー | 大人の上品さと気品を感じさせる |
茜色 | 赤系の色味の中でも落ち着いた雰囲気 |
朱色 | どんな肌色の方にも馴染みやすい |
深紅 | 光の当たり具合で色の印象が変わる |
ボルドー
2025・2026年のトレンドカラーでもあるボルドー。赤の中でも深みがあり、大人の上品さと気品を感じさせる色味です。ボルドーの振袖は、ゴールドの刺繍や細やかな柄をあしらったデザインが注目されています。
帯にも、金色や銀色を合わせることで高級感がアップ。髪飾りにはパールやゴールドのアクセサリーを合わせて上品な印象に。白や黒のアクセントカラーを取り入れるのもおすすめです。
茜色
茜色は日本の伝統的な赤のひとつで、赤系の色味の中でも落ち着いた雰囲気が特徴。鮮やかなカラーに抵抗がある方にもおすすめです。
アイボリーや淡いゴールドの帯を合わせると、王道のスタイルで年代問わず愛されるスタイルに。和の雰囲気を活かせる色合いなので、髪型はシンプルなまとめ髪がよく合います。
朱色
朱色はどんな肌色の方にも馴染みやすい色として人気です。明るく鮮やかな色合いなので、写真映えする色を選びたい方にもぴったり。
帯や小物に白やシルバーを取り入れると、清潔感のある華やかなスタイルに。髪型は高めの位置でまとめたシニョンヘアや、ふんわりカールをつけたスタイルがおすすめです。
深紅
深紅は、光の当たり具合で色の印象が変わるのが魅力。鮮やかさでありながら落ち着いた雰囲気も兼ね備えており、格式高い場面にもふさわしい色です。
帯や小物には黒やダークグリーンを合わせると重厚感のある雰囲気に。髪飾りには和風のかんざしや金箔を取り入れると華やかに仕上がります。
赤色の振袖に合う髪型・メイク
振袖の色によって、似合う髪型やメイクも異なります。赤色の振袖に合うおすすめの髪型・メイクは以下の通りです。
- 暗めの髪型がおすすめ
- ベーシックなメイクがおすすめ
暗めの髪型がおすすめ
赤の振袖は華やかなので、髪色は落ち着いたトーンがおすすめ。黒髪やダークブラウンのような深みのある色が馴染みやすいです。
また、髪型は顔周りをすっきり見せてくれるアップスタイルが人気。高めの位置でまとめたシニヨンやお団子ヘアに、和テイストな髪飾りを加えるのもおすすめです。
ベーシックなメイクがおすすめ
赤の振袖なら、メイクはきちんと感のあるベーシックな雰囲気に仕上げるのがおすすめ。ベースメイクは少しマットなファンデーションを使い、アイメイクはブラウンやベージュ系の落ち着いた色を選びましょう。
リップは振袖の赤と馴染むような赤みのあるカラーを選んで、赤の華やかさに負けないように少し濃く入れるのがおすすめです。
赤色の振袖に合わせやすい小物
赤色の振袖に合わせやすい小物は以下の通りです。
- 黒地の袋帯
- 反対色の帯締め
- レザーグローブ
- 振袖デザインとリンクさせたバッグ/草履
黒地の袋帯
赤の振袖に合わせるなら、黒地の袋帯がおすすめ。金や銀の模様が入った帯を選ぶと、より上品で格式高い印象になります。
反対色の帯締め
帯締めは振袖コーデのアクセントとして色使いを意識したいアイテム。赤の振袖には、補色関係にある緑や青の帯締めを合わせるとメリハリが生まれます。
特に、深みのあるエメラルドグリーンやネイビーの帯締めなどがおすすめです。
レザーグローブ
レザー素材は、トレンドを取り入れたい方におすすめ。特にレザーグローブは今っぽい着こなしができて、コーディネートの系統を問わず使いやすいアイテムのひとつ。
振袖に合わせるなら、ショートタイプを選ぶとバランスが取りやすくおすすめです。
振袖デザインとリンクさせたバッグ/草履
バッグと草履は、振袖のデザインや帯とリンクさせると統一感のあるスタイルに。
例えば、帯にゴールドの刺繍が入っているなら、草履やバッグにもゴールドの入ったものを合わせるとまとまりのあるコーディネートに仕上がります。
赤色の振袖に合うおすすめの素材
赤色の振袖に合うおすすめの素材は以下の通りです。同色系の赤い素材が定番ですが、白のアイテムならどんな振袖にも合わせやすく、赤い振袖にもよく合います。
- ベロア素材
- パール
- ファー
ベロア素材
高級感のあるベロアは、髪飾りや帯締めに取り入れると女性らしさがぐっとアップ。柔らかな光沢感が特徴的で、高級感のある装いに。冬の振袖コーディネートにもぴったりです。
パール
赤色の振袖をレトロに着こなすなら、パールを使ったアイテムを取り入れるのがおすすめ。シンプルなデザインですが、ひとつ取り入れるだけでぐっと品のある仕上がりに。
白やアイボリーのパールならどんな振袖にも合わせやすく、結婚式や成人式などの格式高い会場でも堂々と着こなせます。
ファー
赤い振袖に合わせるショールの素材は、ファーがおすすめ!ゴージャスな雰囲気を醸し出してくれるファーは、鮮やかな赤にぴったりです。
【骨格タイプ別】似合う振袖の柄
骨格タイプはストレート・ウェーブ・ナチュラル の3つに分類されます。それぞれ、似合う振袖の柄が異なるので、以下もチェックしてみてください。
骨格タイプ | 特徴 | 似合う振袖の柄 |
---|---|---|
ストレート | 上半身に重心があり、ハリのあるボディライン | 規則的な柄使いの振袖 |
ウェーブ | 下半身に重心があり、曲線的で華奢な印象 | 花が描かれた振袖 |
ナチュラル | 骨感があり、肩幅や関節が目立つ体型 | 個性的でモダンテイストな振袖 |
ストレート|規則的な柄使いの振袖
ストレートタイプの方は上半身にボリュームがあり、全体的にハリのあるボディラインが特徴。ストライプや幾何学模様など、柄の配置に規則性のある振袖を選ぶとすっきりとスタイルよく見えておすすめです。
帯はシンプルなデザインでスッキリとまとめて、メリハリのある柄を選ぶのがおすすめです。
ウェーブ|花が描かれた振袖
ウェーブタイプの方は、下半身に重心があり、曲線的で華奢なボディラインが特徴。柔らかく流れるような花柄は相性がよく、フェミニンな雰囲気を引き立ててくれます。
帯はふんわりとした結び方にして、パールやレースなど、フェミニンな小物が合わせやすいです。
ナチュラル|個性的でモダンテイストな振袖
ナチュラルタイプの方は骨感があり、肩幅や関節がしっかりしているため、トレンドのモダン柄や大胆なデザイン がよく似合います。シンプルすぎる柄よりも、動きのあるデザインを選ぶと骨格にマッチしておしゃれな雰囲気に。
シルバーやゴールドの小物を差し色にしたり、個性的なデザインを大胆に取り入れたりしても素敵に着こなせます。
赤の振袖に関するよくある質問
Q. 赤の振袖が似合う人は?
振袖で赤が似合う人の特徴は以下の通りです。
- 目鼻立ちのはっきりした人
- 色白な人
- パーソナルカラーは「イエベ春」「ブルベ冬」
Q. パーソナルカラーで赤が似合う人は?
パーソナルカラーでいえば、鮮やかな色の似合う「イエベ春」「ブルベ冬」の方は赤が似合うとされています。
ただし他のタイプであっても、似合いやすい赤の種類を選べば可愛らしく着こなせるので、パーソナル別の似合う赤をチェックしてみましょう。
Q. 赤の振袖に合う髪は?
赤の振袖には、黒やダークブラウンなど暗いトーンの髪色がよく合います。髪型は顔周りをすっきり見せてくれるアップスタイルに、和テイストな髪飾りを取り入れるのもおすすめです。
まとめ
赤の振袖について解説しました。赤の振袖は「イエベ春」や「ブルベ冬」の方によく似合いますが、スモーキーレッドやワインレッドなど、赤といっても種類はさまざま。
自分に似合う赤を知って、振袖をおしゃれに着こなしましょう!ぜひ本記事を参考に、お気に入りの赤い振袖を見つけてみてください。