振袖に合わせる草履選びのポイントを徹底解説!振袖に合わせる草履のマナーや足が痛くならないコツについて、注意点も踏まえて詳しく紹介します。
コーディネートのポイントや草履の値段、歩き方についてもわかりやすくまとめました。これから振袖を選ぶ方や草履選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
振袖にあわせる草履選びのマナー

振袖は未婚女性の正礼装にあたり、格式の高い着物です。そのため、基本的にはフォーマルな草履を合わせるのが一般的なマナーとされています。
しかし、成人式においてはブーツを履く人も多くいます。成人式は自分が主役のハレの日であり、ブーツを履いてもマナー違反であるとみなされることはありません。特に1月の成人式では寒さが厳しいため、防寒対策としてもおすすめです。

振袖にはフォーマル用の草履を合わせよう
せっかく振袖に合わせるなら、フォーマル用の草履がおすすめ。以下にフォーマルな草履とカジュアルな草履の違いをまとめました。
草履の種類 | 草履台 | 鼻緒 |
---|---|---|
フォーマル | ・5cm~7cmほど ・白、金、銀などの光沢感 | ・刺しゅうが施されている ・光沢感がある |
カジュアル | ・3cm~5cmほど ・光沢感はない | ・デザインはさまざま ・光沢感はない |
振袖に合わせる草履のサイズの選び方
振袖に合わせる草履のサイズの選び方のポイントは以下の通りです。
- サイズ表記はメーカーごとにさまざま
- かかとが少し出るくらいのサイズを選ぶ
サイズ表記はメーカーごとにさまざま
草履は見た目も大事ですが、サイズ選びがとても重要。通常の靴のサイズ表記のものもありますが、「七寸五分」のように尺貫法(しゃっかんほう)で表記されている場合や、S〜Lなどで分かれているものもあります。
なお、七寸五分の表記は以下の通り。成人式のような長時間のイベントでは、足に合った草履を選ぶと疲れにくくなります。
実寸 | サイズ表記 | 靴のサイズ |
---|---|---|
21.6cm | 7寸2分 | 21〜23cm |
23.1cm | 7寸7分 | 22.5〜24.5cm |
24cm | 8寸 | 23.5〜25.5cm |
かかとが少し出るくらいのサイズを選ぶ
サイズ選びのポイントとしては、かかとが少し出るくらいのもの選ぶと歩きやすいです。実際に履いてみて、かかとが1〜2cm程度出るものを選びましょう。
ネット通販などで購入することもできますが、できれば店舗で実際に履いて確かめてからの購入がおすすめです。
足が痛くならない草履選びのコツ
靴擦れが心配な方は、足が痛くならない草履を選びましょう。足が痛くならない草履選びのコツは以下の通りです。
- かかとは高すぎないものを選ぶ
- 鼻緒が柔らかい素材のものがおすすめ
- 必ず店舗で試着する
- 足袋はジャストサイズを選ぶ
かかとは高すぎないものを選ぶ
草履は、踵の高さが高くなるほど格式が高くなります。ただ、歩き慣れていないと足が疲れやすくなるため注意が必要。
悩んだ場合は、3.5cm〜6cm程度の範囲内に収まるものを選ぶとよいでしょう。少し厚底のほうが、スタイルアップも期待できます。
鼻緒が柔らかい素材のものがおすすめ
草履で足が痛くなってしまう大きな理由は、鼻緒が硬いこと。鼻緒が硬いと歩きにくく、足がこすれてしまうことがあります。
購入前に、鼻緒の柔らかさやフィット感を確認しておきましょう。
必ず店舗で試着する
草履はネットで購入することも可能ですが、できれば実店舗での購入がおすすめです。
クッション性のあるものや、つま先からかかとまでに傾斜が軽くついているものなら、歩きやすい方が多いはず。実際に履いてみて、違和感がないかチェックしましょう。
足袋はジャストサイズを選ぶ
草履を快適に履くためには、足袋選びも重要です。足袋は自分の足にぴったり合ったジャストサイズを選ぶことが理想的。
大きすぎる足袋を履いていると足がずれて歩きにくくなり、小さすぎると締め付けがきつくなってしまいます。
振袖と草履のコーディネートのポイント
振袖と草履のコーディネートのポイントは以下の通りです。
- 振袖に合うデザインを選ぶ
- バッグと柄を合わせる
- かかとの高い草履でスタイルアップ
振袖に合うデザインを選ぶ
草履だけを見ていると、草履単体のデザインや見た目が気になるかもしれません。しかし、大切なのは振袖とのバランスです。
派手すぎず、振袖姿の美しさを引き立ててくれるような草履を選びましょう。
バッグと柄を合わせる
草履の柄は、バッグと柄を合わせるのがおすすめです。鼻緒のデザインをバッグのデザインと同じものにすると、全身のコーディネートに統一感が生まれます。
草履とバッグはセットで販売・レンタルしているところも多いので、ぜひチェックしてみてください。
かかとの高い草履でスタイルアップ
草履は、かかとの高さによって見栄えや印象が変わります。少し厚底のタイプを選ぶとぐっと華やかな印象になりおすすめです。
「スタイルを良く見せたい!」という場合は、かかとの高い草履を選ぶのがおすすめ。特に身長が低めの方は、かかとの高い草履を履くことでスタイルアップにつながります。
振袖用の草履の値段
草履の値段は1万円〜3万円のものが多く、通常の靴と比べるとやや高価です。ただ、質の良いものを選べば、成人式後も長く使えます。
「普段なかなか出番がない」という場合は、レンタルを検討してみても良いでしょう。
草履の履き方・歩き方のポイント
草履の履き方のポイントは、足を深く入れずに浅めに履くこと。かかとが少しはみ出るくらいの位置に足を置くと自然な着姿になります。
深く履きすぎると足の指が圧迫されてしまい、歩きにくくなるため注意しましょう。鼻緒は足の指の間に挟むものの、軽く支える程度の感覚で履くのがコツとなります。
歩くときはできるだけ歩幅を小さくして、転ばないようにゆっくり歩くことを意識してみてください。普段の靴のように大股で歩くとバランスを崩しやすく、見た目にも美しくありません。
膝を軽く曲げながら、足を引きずるようにそっと前に出すと上品な歩き方になります。
振袖の草履の選び方に関するよくある質問
最後に、振袖の草履の選び方に関するよくある質問をまとめました。
Q. 振袖に合う草履の選び方は?
振袖に合わせる草履は、フォーマルなデザインで華やかさのあるものを選ぶのが基本です。金や銀、白、赤などの上品で格式のあるカラーが振袖と相性が良く、台や鼻緒に刺繍や蒔絵が施されたものを選ぶとより華やかさが増します。
また、振袖の帯や小物の色と合わせることで統一感が生まれ、洗練された印象に仕上がります。さらに、草履とバッグがセットになっているものを選ぶと、コーディネートがまとまりやすくおすすめです。
Q. 振袖の草履は何センチが一般的ですか?
かかとが高くなるほど格式が高くなるとされています。ただし、歩きやすさも考慮すると、成人式で振袖に合わせる草履の高さは3.5cm〜6cm程度がおすすめです。
特に草履に履き慣れていない場合は、高さがやや低めのものを選ぶようにしましょう。
Q. 草履の大きさはどうやって選べばいいですか?
かかとが1cmほど草履の後ろから出るサイズが理想です。足の幅や甲の高さも考慮しながら、店舗で実際に履いてみて歩きやすいものを選びましょう。
なお、草履のサイズ表記は「S〜L」「〇〇cm」「七寸五分」のような尺貫法(しゃっかんほう)など、メーカーによってさまざまです。
Q. 草履は何年くらい持ちますか?
使用頻度や保管方法によって異なりますが、適切にお手入れすれば10年以上持つこともあります。特に本革草履の場合は、経年劣化によって履けなくなることはありません。
一方、合成皮革の寿命はおおよそ5年が目安とされています。
まとめ
本記事では、振袖に合わせる草履の選び方について解説しました。草履は単体でのデザインも重要ですが、振袖とのバランスを見ながら選ぶことがポイント。また、色柄だけでなく歩きやすさも実際に履いて確認しましょう。