ママ振袖や古い振袖でもおしゃれに!レトロな着こなしのアレンジ術

「古い振袖ってどうなの…?」「ダサく見られないか心配」といった疑問を感じている方もいるかもしれません。しかし実は今、“ママ振袖”をおしゃれに着こなす人が増えています。

本記事では、ママ振や古い振袖を活用するコツやアレンジの方法、小物選びのポイントなどをわかりやすく紹介します。「古い振袖だから」と諦めずに、レトロかわいいスタイルできこなしましょう!

目次

振袖は「古い=ダサい」ではない!

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振袖が古くても、時代遅れに見えるとは限りません。むしろ最近では、古典柄やレトロな色味が新鮮に映る“ママ振袖”の人気が高まっています。

最近ではママ振袖が人気

母親がかつて成人式で着た振袖を受け継いで着用する「ママ振袖」は、家族の思い出を大切にしながら、現代風にレトロかわいくアレンジできるところが魅力。レンタルにはない特別感も、多くの人がママ振袖を選ぶ理由のひとつです。

ママ振袖には現代の振袖にはない繊細な柄や質感のものも多く、小物やアレンジ次第でとてもおしゃれに着こなせるでしょう。

小物&アレンジ次第でおしゃれに着こなせる!

とはいえ、昔の振袖は現代のものと比べると落ち着いた色味や控えめな柄が多く、「少し物足りない」と感じることもあるかもしれません。

そこでおすすめなのが、小物やヘアメイクのアレンジです。重ね衿や帯締め、髪飾り、草履やバッグなどを今風のデザインに変えるだけで、一気に垢抜けた印象になります。

古い振袖を今でも着られるの?

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「古い振袖を着ても大丈夫?」と疑問に思う方もいるかもしれません。しかし、古い振袖でも問題なく着用できるものも多いです。

「古典柄」の振袖が多いので問題ない

古い振袖には、梅・桜・菊・御所車などの伝統的な文様があしらわれた古典柄が多く見られます。これらの柄は時代を問わず人気があり、現代でもそのまま通用するデザインです。

特に成人式のような格式ある場では、流行に左右されすぎない古典的な意匠が好まれる傾向があるため、「古さ」がネガティブに映ることはあまりないでしょう。

昔の振袖は高品質なものも多い

古い振袖の中には、現在ではなかなか手に入らない高級な生地や繊細な装飾が施されたものもあります。

バブル期などに仕立てられた振袖は、重厚感のある正絹素材や繊細な刺繍、金彩加工などがふんだんに使われており、レンタルでは味わえない特別感を味わえるでしょう。

長く大切に保管されてきたものであれば状態もよく、新品より魅力的に映ることもあるかもしれません。

振袖のトレンドの歴史

振袖のデザインは、時代とともに少しずつ変化してきました。色使いや柄の大きさ、全体の雰囲気にも、時代の流行が反映されています。

以下に、1980年代から2020年代までの主なトレンドの流れを表でまとめました。

年代振袖のトレンド
1980年代白・ピンク・水色などのパステル系カラーが人気
光沢のある綸子織の生地が主流
柄は小さめ
1990年代薔薇や蝶など洋柄と和柄が合わさったモダン柄が流行
2000年代ギャル文化がトレンド
ラメ入りやバラの柄などが人気
2010年代大正ロマン風などレトロモダンのブーム
2020年代くすみカラー、ベージュ系、淡色系が人気
洋風ミックスやレース小物も定番に

古い振袖の特徴

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古い振袖は作られた年代にもよりますが、色味が全体的に落ち着いており、柔らかなトーンのものが多く見られます。

華やかさよりもどちらかというと上品なイメージが強く、どの年代でも鶴や桜、御所車といった古典柄は根強く人気です。

また、総絞りや金駒刺繍、手描き友禅など、現代では希少になりつつある染めや刺繍の技法が施されていることもあります。

古い振袖を着るメリット・デメリット

ママ振袖や譲り受けた古い振袖には、思い出や価値のある一着が多く含まれています。ただしデメリットもあるため、事前に注意点を把握しておくことが大切です。以下では、古い振袖を着る際に知っておきたいメリットとデメリットをまとめました。

メリットデメリット
・コーディネートが被りにくい
・質の高い振袖を着られる
・成人式にかかる出費を抑えられる
・世代を超えて思い出を受け継げる
・着る前にお手入れが必要になる
・身長差があるとサイズ直しが必要
・今っぽくするなら小物は買い換えが必要

古い振袖を着る前に確認すべきポイント

古い振袖を着る前に、以下のポイントを確認しましょう。

  • サイズが合うか
  • シミやカビがないか
  • 足りない小物はないか

サイズが合うか

古い振袖は仕立てられた当時の体型に合わせて作られているため、現在の自分に合うとは限りません。

特に裄丈(袖の長さ)や身丈、身幅は着姿に大きく影響するため、事前に羽織って確認しておくことが重要。サイズが合わない場合は、早めにお直しを依頼しましょう。

シミやカビがないか

長年しまわれていた振袖には、気づかないうちにシミやカビが出ていることがあります。表地だけでなく、裏地や襟周り、袖口などもていねいに確認しましょう。

汚れが見つかった場合は、着物専門のクリーニング店に相談するのがおすすめです。

足りない小物はないか

振袖を着るには、帯や重ね衿、帯締め・帯揚げ、長襦袢、草履・バッグなど、多くの小物が必要です。

古い振袖と一緒に保管されている場合でも、劣化していたりデザインが古すぎたりすることもあるため、状態や不足がないかを事前に確認し、必要があれば早めに準備しておきましょう。

ジャンルアイテム
着物類・振袖
・帯
・帯締め
・帯揚げ
・伊達衿(だてえり)/重ね衿
肌着類・肌襦袢(はだじゅばん)
・長襦袢(ながじゅばん)
・半衿(はんえり)
・衿芯(えりしん)
・補正パッド
・裾よけ
・足袋
・タオル
小物類・伊達締め(だてじめ)
・三重仮ひも
・腰ひも
・前版
・後板
・帯枕
・草履
・バッグ

古い振袖でもおしゃれに着こなすコツ

古い振袖でもおしゃれに着こなすコツを以下にまとめました。

  • 襟元や帯周りにアクセントカラーを取り入れる
  • 帯や小物を最新のものに替えて今風に
  • 草履やバッグを新調する
  • あえてレトロなスタイルを楽しむ
  • アイメイクとヘアアレンジでトレンド感を出す

襟元や帯周りにアクセントカラーを取り入れる

まずおすすめなのが、襟元や帯周りにアクセントカラーを取り入れること。

特に振袖本体が落ち着いた色合いの場合、帯や小物に鮮やかな色を取り入れることで、全体の印象がぐっと華やかになります。

帯や小物を最新のものに替えて今風に

振袖自体は古くても、帯や小物を今風のものに置き換えるだけで一気にトレンド感のある着こなしに。

現代的なデザインの帯や流行のアクセサリーを組み合わせれば、誰とも被らない自分だけの着こなしを楽しめます。

草履やバッグを新調する

草履やバッグも今風のデザインに変えるのがおすすめ。特に、古い草履は劣化して滑りやすくなっていたり、履き心地が悪いこともあります。

全体のバランスを見ながら、小物で“今っぽさ”を取り入れてみてください。

あえてレトロなスタイルを楽しむ

ママ振袖は古典系のデザインが多いため、あえてレトロ感を楽しむスタイルに仕上げるのもひとつの方法。

アンティークな花柄の帯や髪飾り、ファーバックなどを合わせることで、レトロ感たっぷりな雰囲気にするのもおしゃれです。

アイメイクとヘアアレンジでトレンド感を出す

小物と同様に、アイメイクやヘアアレンジを変えることでも、トレンド感が生まれます。以下のポイントを押さえて、今っぽいコーデを楽しみましょう!

メイクの種類ポイント
ファンデーションマット~セミマット
リップ濃いめ&マット
チークナチュラルに薄くのせる
アイメイク振袖の色に合わせる
ヘアメイクカチモリヘア
シニヨン
編み込みアレンジなど

古い振袖を今っぽくアレンジ!おすすめの小物5選

以下では、古い振袖を今っぽくアレンジしたいときにおすすめな小物を紹介します。

  • 重ね衿
  • 髪飾り
  • レース手袋
  • アクセサリー
  • ブーツや厚底草履

重ね衿

重ね衿は、襟元を華やかに見せるために使うもの。シンプルなママ振りに合わせるなら、重ね衿は、パールやレース、フリルなどの装飾が施されたものがおすすめです。

髪飾り

髪飾りは振袖のデザインをベースに、相性を見ながら選びましょう。トレンドとしては特に花飾りやリボン、ビジューなど、華やかで目を引くデザインの髪飾りも人気です。

また、あえてレトロ感たっぷりにアンティークな小物をつけてもおしゃれです。

レース手袋

レース手袋をするだけで、一気に華やかな印象に。冬場に開催される成人色では手先が冷えやすいので、寒さ対策としてもおすすめです。

アクセサリー

大ぶりのアクセサリーを取り入れると、メリハリがついてモダンな雰囲気に。ただし、ピアスやイヤリングなど、振袖を傷つけないアイテムがおすすめです。

振袖を傷める可能性のあるネックレスや装飾のあるネイル、ブレスレットなどは避けましょう。

ブーツや厚底草履

履物のフォーマルな定番アイテムは草履ですが、自分が主役の成人式であれば、ブーツや厚底草履を履いてもマナーとして問題ありません。

足元が一気におしゃれな印象になるので、ママ振りに合わせたいアイテムのひとつです。

古い振袖を着る際にかかる費用相場

古い振袖やママ振袖を着る際にかかる費用相場は、5万円程度からがおおよその相場目安となります。費用の内訳としては、振袖のメンテナンス代や小物類のレンタル代、着付け、ヘアメイクの費用など。また、前撮りの費用も忘れないようにしましょう。

振袖のレンタル店では、通常のセットプランから振袖レンタルを除いた「ママ振袖プラン」を提供しているところもあるので、事前にプランを調べておくとスムーズです。

レンタルの相場は20万円〜30万円、購入する場合の相場は30万円〜40万円であることを踏まえると、安くすむ可能性が高いです。

着用しなくなった古い振袖の活用方法は?

使わなくなった振袖はさまざまな活かし方がありますが、大きく分けて以下の4つに分類できます。それぞれの方法に必要な費用や注意点を理解した上で、自分に合った方法を選びましょう。

振袖の活かし方費用相場注意点
次の世代に受け継ぐ保管・メンテナンスにかかる費用のみ
(仕立て直しが必要な場合も)
サイズ調整や保管状態に注意が必要
専門の仕立て屋に依頼するとよい
訪問着に仕立て直す1万円〜デザインによってリメイクできない場合も
ドレスなど洋服に仕立て直す5万円〜20万円仕立て直しに時間と費用がかかる
小物にリメイクする1,000円〜リメイク後は元に戻せなくなる

着物として受け継いでいくなら、次の世代に受け継ぐ訪問着に仕立て直すとよいでしょう。日常シーンで使いたいなら、ドレスや小物へのリメイクがおすすめです。

古い振袖に関するよくある質問

Q. 振袖でやめた方がいい色は?

振袖に「やめた方がいい」とされる色はありませんが、自分の肌のトーンや雰囲気に合わない色を選ぶと顔色が悪く見えることがあります。選ぶ際はパーソナルカラーを参考にすることもおすすめです。

Q. 2026年の成人式はまだ間に合う?

レンタルの場合は直前でも間に合いますが、購入の場合は3ヶ月前が目安、ママ振りの場合は2ヶ月前が目安です。ただし、着付けとヘアメイクは直前だと予約が取れない可能性が高いため注意しましょう。詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。

Q. 振袖は何歳まで着られますか?

振袖は未婚女性の第一礼装です。未婚女性である限りは、「着用できるのは◯歳まで」といった厳密な年齢制限は設けられていません。しかし、世間一般的な考え方や周りからのイメージを考慮して、30代以降になると未婚女性でも着用する方は少ないのが実情です。

Q. 振袖はいくらで売れますか?

振袖を売る場合、状態やデザイン、ブランドなどによって相場が変わります。

振袖の状態や特徴相場の目安
使用感がある〜約1万円
状態がよい約1万〜5万円
高級品・ブランドもの約5万〜30万円

まとめ

古い振袖やママ振袖も、小物やアレンジ次第でおしゃれに着こなせます。落ち着いた色味や古典柄には、現代にはない魅力がたくさん。重ね衿や髪飾りなどを工夫すれば、今っぽいトレンド感も演出できます。本記事を参考に、自分らしいレトロスタイルを楽しんでください。