振袖の髪飾りに生花を合わせてみよう!選び方や自分で作る方法も紹介

「振袖に生花ってあり?」「どんな花が似合う?」と思う方もいるかもしれません。生花を取り入れた髪飾りは、造花やドライフラワーでは表現できないみずみずしさと華やかさが魅力。

この記事では、振袖にぴったりの生花の選び方や購入方法、自作のコツまで幅広く紹介します。生花の魅力を活かして、特別な一日にふさわしい自分だけのヘアスタイルを完成させましょう!

目次

振袖に生花の髪飾りを合わせて特別感アップ!

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髪飾りに生花を取り入れることで、振袖姿に一段と華やかさが加わります。独特の色合いや質感、香りまで楽しめるので、特別な成人式の日には特にぴったり。

また、生花は写真映えもばっちりです。生花ならではの色合いや奥行きがあり、光の当たり方で表情が変わるため、撮影シーンごとに違った印象を楽しめるのもポイント。「特別な日にぴったりな髪飾りを選びたい」という思いを叶えてくれるのが、生花の髪飾りです。

髪飾りにおすすめの生花

生花の髪飾りは、選ぶ花によって印象が変わります。なりたいイメージに合わせて花を選んで、自分らしい振袖スタイルに仕上げましょう!

イメージおすすめの花
かわいらしい、フェミニン菊、カーネーション、カスミ草
華やかガーベラ、ダリア、バラ
上品胡蝶蘭、ユリ

生花の髪飾りの値段は?

生花の髪飾りは、使用する花の種類やボリューム、オーダー方法によって価格が変わります。一般的には3,000円〜8,000円程度が相場とされていますが、高級な花を使用する場合は1万円を超えることもあるかもしれません。

また、完全オーダーメイドでヘアスタイルや振袖の色に合わせて作ってもらう場合は、その分費用も高くなります。

価格も見ながら花の種類を選んだり、生花を部分使いにしたりすることで、予算に応じて調整しましょう。

生花の髪飾りはどこで買う?

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生花の髪飾りは、以下のような場所で手配できます。

  • 美容院に相談する
  • 花屋さんで購入
  • ネットで購入
  • 自分で用意する

美容院に相談する

もっともおすすめなのは、振袖のヘアセットを担当してもらう美容院に相談すること。ヘアスタイルに合わせておすすめな花の種類や大きさを提案してくれるうえ、場合によっては美容院側で手配してもらえるケースもあります。

花屋さんで購入

街のフラワーショップや専門の花屋さんでも、髪飾り用の生花をオーダーできます。希望の花の種類や色味、サイズ感を伝えると、イメージに合ったものを作ってもらえる場合が多いです。

ネットで購入

近年では、生花の髪飾りをオンラインで購入できるサービスも増えています。事前に希望のスタイルや色を選んでオーダーすれば、前日や当日に届くよう手配が可能です。

ただし実物のイメージが掴みにくいため、口コミや評価もチェックしながら、信頼できる店舗を選ぶことがポイントとなります。

自分で用意する

好きな花を自分で購入して、髪飾りとして仕立てる方法もあります。花材やフローラルテープなどの準備が必要ですが、費用を抑えながらオリジナリティを出せるのが魅力です。

ただし生花はとてもデリケートなので、保管方法や固定の仕方には注意が必要。時間に余裕がある方、手作りが好きな方に向いています。

振袖に合う生花の髪飾りの選び方

以下では、振袖に合う生花の髪飾りの選び方を紹介します。

なりたいイメージで選ぶ

まずは、「可愛らしく見せたい」「大人っぽくまとめたい」など、自分がなりたい雰囲気をイメージしましょう。全身の振袖姿のイメージに合った花を選ぶことで、雰囲気に統一感が生まれます。

振袖のカラー・デザインに合わせる

生花の髪飾りは、振袖と色味を合わせることが定番です。メインカラーとの配色やバランスを考えて、色味を揃えたり、反対色でアクセントにしたりしましょう。また、帯や小物、振袖の柄の中の色を拾うこともおすすめです。

髪型とのバランスを考える

髪型とのバランスを考えることもポイント。ボリュームのあるヘアセットには大きめの生花を合わせることでゴージャスな装いに。

シニヨンや編み込みスタイルには、小花を散りばめたような髪飾りもよく合います。シンプルなまとめ髪にする場合は、ポイントになる生花を一つだけつけるのもおすすめです。

落ちにくいものを選ぶ

成人式や卒業式では移動や写真撮影が多いため、途中で髪飾りが落ちてしまわないよう注意が必要です。特に大ぶりの生花をつける場合は、落ちないようにピンで補強しておきましょう。

振袖の髪飾りで生花が映える髪型

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振袖の髪飾りで生花が映える髪型を以下にまとめました。ヘアアイデアに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

  • 編みおろしヘア
  • アップヘア
  • ハーフアップ
  • ショート

編みおろしヘア

毛先に向かって編み込んでいく編みおろしスタイルは、小ぶりな生花を等間隔で散らして配置しやすいスタイル。

ナチュラルでかわいらしい雰囲気になり、振袖とも相性ばっちりです。髪の流れと花のラインを揃えれば、写真映えもよくなります。

アップヘア

王道のアップスタイルは、大きめの花を片側に添えるアレンジが映える髪型。トップに高さを出して、顔まわりはすっきりまとめると、生花の存在感が際立ちます。華やかで格式ある雰囲気に仕上げたいときにおすすめです。

ハーフアップ

顔まわりはすっきり、後ろ髪はゆるく巻いてボリュームを出すハーフアップ。小花を並べたり、ポイント使いしたい方におすすめです。

後れ毛を出したアレンジなら今っぽく、ほどよく抜け感のあるスタイルにまとまります。洋風な花との相性もよく、和洋ミックスコーデにもぴったりです。

ショート

ショートヘアでも生花の髪飾りは楽しめます。片側に小ぶりの花を数輪並べたり、耳の後ろにワンポイントで配置したりすることで、顔まわりがぐっと華やかに。

ロングのような複雑なヘアアレンジは難しくても、花の髪飾りで特別感がアップします。

生花の髪飾りの作り方

どうしても予算を抑えたい場合やデザインにこだわりたい場合、自分で生花の髪飾りを手作りすることも可能です。以下の手順を参考にチャレンジしてみましょう!

  1. 好きな花を選ぶ
  2. 水を吸わせた生花をカット
  3. ワイヤーとフローラルテープで固定

1. 好きな花を選ぶ

まずは、振袖やヘアスタイルのイメージに合う花を選びます。見た目だけでなく、日持ちしやすい種類を選ぶのがポイント。

ガーベラやスプレーバラ、カーネーションなどは扱いやすく、初めてでも比較的使いやすい花材です。

2. 水を吸わせた生花をカット

購入した花は、作業の前にしっかり水を吸わせておきましょう。水を吸わせておくことで、長時間美しい状態を保ちやすくなります。

その後、使用する部分の長さを考えて茎をカットしましょう。

3. ワイヤーとフローラルテープで固定

カットした花の茎にワイヤーを差し込み、フローラルテープでしっかり巻いて固定しましょう。

花の形が安定し、髪に差し込みやすくなります。複数の花を使う場合はワイヤー同士をねじって束ねたり、バランスを見ながらアレンジするのがポイントです。

振袖に生花の髪飾りを合わせる際の注意点

振袖に生花の髪飾りを合わせる際の注意点は以下の通りです。

  • 直前に準備する必要がある
  • 使用するまでの保管が大変
  • イメージ通りにならない場合もある

直前に準備する必要がある

生花は時間が経つとどうしてもしおれてしまいます。もっとも美しい状態を保つためには、前日または当日の朝に用意するのが理想的。

美容院での着付けやヘアセットの時間に間に合うよう、スケジュールには余裕を持ちましょう。

使用するまでの保管が大変

気温や湿度の影響を受けやすい生花は、保管場所にも気を配る必要があります。冷暗所で直射日光を避け、乾燥させすぎないよう注意しましょう。

イメージ通りにならない場合もある

自然の花には個体差があるため、色や形、大きさが理想と異なる場合もあります。オーダー時にできるだけ具体的なイメージを伝えたり、信頼できるお店や美容師に依頼したりすることがポイントです。

生花の髪飾りはどれくらい日持ちする?

生花の髪飾りは、使用する花の種類や環境によって持ち時間が異なりますが、基本的には1日限りの使用が前提となります。水がない状態で長時間過ごすことになるため、一般的には数時間〜半日程度が美しい状態を保てる目安です。

当日までにしっかり水を吸わせておくこと、直射日光や極端な乾燥・湿気を避けることなど、できるだけ長持ちさせられるように工夫しましょう。

生花を加工した花の髪飾りもあり

「生花のようなナチュラルな雰囲気は欲しいけど、しおれやすさや管理が不安」という方には、生花を加工した髪飾りがおすすめです。

ドライフラワー

自然に乾燥させて作るドライフラワーは、落ち着いた色味とアンティークな風合いが特徴。ナチュラルでやさしい印象に仕上げたい方や、レトロ系・洋風テイストの振袖を着用する方におすすめです。

繊細なため取り扱いには少し注意が必要ですが、しっかり固定すれば問題なく使えます。

プリザーブドフラワー

生花に特殊な加工を施して、水分を保ちながら長期保存できるプリザーブドフラワーは、みずみずしさと柔らかさをキープしたい方にぴったり。

発色が美しく、湿気にも比較的強いため、1日中美しい状態で着用できます。カラーバリエーションも豊富で、振袖の色味に合わせやすい点も魅力です。

【一覧】生花以外でおすすめの髪飾り

生花以外にも、振袖に合わせられる髪飾りはたくさんあります。以下の表も参考にして、自分にぴったりな髪飾りを見つけてみてください。

髪飾りのデザイン特徴
つまみ細工・正絹やちりめんを使った日本の伝統的な髪飾り
・花を模したデザインが多く、和装にぴったり
ちりめん細工・柔らかな風合いのちりめん生地を使った髪飾り
・繊細かつ優雅な印象
造花・ドライフラワー・ナチュラルな雰囲気を演出
・生花風の華やかさがあり、色合いの調整がしやすい
金箔・髪に散りばめるだけで、シンプルながらも華やかさが際立つ
水引・組みひも・日本の伝統的な結び方を用いた髪飾り
・和モダンな印象になり、大人っぽさを演出
パール・上品でシンプルなデザインが特徴
・どんな振袖にも合わせやすく、格式高い場面にも最適
ボンネ・ベレー帽・ヨーロッパのクラシカルな雰囲気を取り入れたスタイル
・個性的なコーディネートにおすすめ
リボン・洋風テイストを取り入れた可愛らしいデザイン
・振袖との組み合わせで和洋折衷のスタイルに

髪飾り以外で振袖に合わせられるアクセサリー

髪飾り以外で振袖に合わせられるアクセサリーには、以下のようなものがあります。一方で、避けるべきアクセサリーもあるので、準備する前に押さえておきましょう。

合わせやすい避けるべき
ピアス/イヤリング
帯飾り
指輪
扇子
ネイル
腕時計/ブレスレット
ネックレス
大ぶりな装飾の付いたもの

振袖の髪飾りに関するよくある質問

Q. 振袖の髪飾りに向いている生花は?

生花を髪飾りに使う場合は、しおれにくく比較的丈夫な種類を選ぶのがおすすめ。

カーネーション、スプレーバラ、ダリア、胡蝶蘭などは、水分がなくてもある程度きれいな状態を保ちやすいため、成人式など長時間のイベントにも向いています。

Q. 振袖の髪飾りの相場は?

髪飾りの価格は、素材や大きさ、オーダーの有無によって異なりますが、生花の髪飾りであれば3,000円〜8,000円程度が目安です。

プリザーブドフラワーや造花は、比較的安価なものも多く、2,000円前後で購入できることもあります。オーダーメイドや複数の花材を使ったボリュームのあるデザインになると、1万円以上になることもあります。

まとめ

振袖に合わせる生花の髪飾りについて解説しました。自然なみずみずしさや美しさは、生花ならではの魅力。選び方や扱い方に気をつければ、成人式や記念日の装いをぐっと引き立ててくれるでしょう。

生花の髪飾りは、美容院での相談や花屋でのオーダー、自作などで手配できます。振袖やヘアスタイルとのバランスを考えて、自分らしいアレンジを楽しんでみてください!