結婚式で振袖を着るときのメイクのコツは?セルフでかわいく見せる方法

結婚式で振袖を着るときのメイクについてお悩みの方も多いことでしょう。「自分でメイクして大丈夫?」「振袖の色に合わせたメイクって?」と疑問を感じている方向けに、本記事では結婚式で振袖を着るときに失敗しないメイクのポイントを解説。

セルフでかわいく仕上げるコツや色、顔立ちに合わせたメイク方法、便利な持ち物など、実践的な情報をわかりやすく紹介します。

目次

結婚式の振袖メイクは自分でできる?

出典:PIXTA

振袖に合わせるメイクは、自分で行うセルフメイクと美容のプロに依頼する方法があります。以下にそれぞれのメリット・デメリットをまとめました。

振袖メイクメリットデメリット
セルフメイク・費用を抑えられる
・自分の好みに仕上げやすい
・慣れていないと失敗しやすい
・写真映えしにくいことがある
プロへの依頼・時間短縮できる
・プロの技術で崩れにくい仕上がり
・費用がかかる
・希望と仕上がりのイメージがズレることも

費用相場は依頼先によって異なりますが、着付け会場でのメイクは5,000〜10,000円前後、美容院ではフルメイクで3,000〜8,000円程度がおおよその目安です。

セルフメイクが向いている人

メイクが得意な人やこだわりの強い人、自分の肌質や顔立ちを理解している人はセルフメイクがおすすめ。自分好みに仕上げやすく、費用も抑えられるので一石二鳥です。

プロにメイクを依頼するのが向いている人

メイクに不安がある人はプロに依頼しましょう。当日は想像以上にバタつくこともあるので、スケジュール通りにメイクができる点もメリットです。

また費用はかかるものの、プロにメイクをしてもらうことで、理想的な写真映りも期待できます。

結婚式の振袖メイクで失敗しないコツ

以下では、振袖に似合うメイクのポイントを紹介します。

種類失敗しないコツ
ベースメイク陶器のようなマット肌を意識する。ツヤを抑え、化粧崩れに強い仕上がりに。
アイメイク眉と目元はややしっかりめに。目力を出すと写真映えしやすい。
リップ発色の良い色を選ぶと振袖の華やかさに負けず、顔全体が引き締まる。
チーク薄めに入れて血色感をプラス。入れる位置に注意してふんわり仕上げる。

ベースメイク|マットにして化粧崩れを防ぐ

まずポイントとなるのがベースメイクの仕上がりです。ツヤ感を出しすぎるとテカりが出てしまうことがあるため、ややマットな質感を意識するのがおすすめ。

時間が経つとメイクが崩れやすいという人は、皮脂を抑える下地やパウダーを活用しましょう。特にTゾーンなどテカリやすい部分には丁寧に重ねておくと、時間が経っても美しさが持続しやすくなります。

アイメイク|しっかりめにメイクする

眉やアイラインはやや濃いめに仕上げ、はっきりとした目元をつくるのがポイント。元の印象が弱いと、振袖の華やかさに負けてしまうことがあります。

アイシャドウはブラウン系をベースに、ピンクやゴールドなど、振袖の色味に合ったアクセントカラーを使ってまとめましょう。まつ毛もていねいに仕上げると、目元が引き締まり顔全体のバランスが整います。

リップ|発色のよいものを使う

振袖に合わせた華やかなメイクにするには、リップの色選びも重要。普段はナチュラルな色を好む人でも、結婚式ではやや発色の強い色を選ぶのがおすすめです。

マットリップやティントを使えば食事のあとでも色が残りやすく、メイク直しの手間も少なくてすみます。

チーク|血色感をプラス

チークは入れ方によって印象が大きく変わります。しっかり入れすぎると派手に見えやすいため、自然な血色感を意識して軽くのせる程度がちょうどよいでしょう。

色はコーラルやピンク系を選ぶと肌なじみがよく、やさしい雰囲気に仕上がります。頬骨の高い位置に丸く入れると、顔全体が明るく見える効果も期待できます。

結婚式のお呼ばれメイクでNGなのは?

結婚式では、派手すぎるメイクは避けた方が無難です。たとえばラメやグリッターを多く使うと、照明で目立ちすぎて品がなく見えることがあります。カラコンも不自然な色や大きすぎるサイズは控えましょう。

また、香りの強いコスメや香水は周囲への配慮から避けるのがマナー。主役を立てつつ、上品な印象を心がけましょう。

顔のタイプ別のおすすめ振袖メイク

以下では、顔のタイプ別のおすすめ振袖メイクを紹介します。

  • 丸顔|シェーディングで輪郭をシャープに
  • 面長顔|パーツごとの距離感を縮めるのがポイント

それぞれ見ていきましょう。

丸顔|シェーディングで輪郭をシャープに

丸顔の方は、顔の輪郭を少しシャープに見せるためのメイクがポイント。ベースメイクではハイライトを使いつつ、気になる部分にシェーディングを使うことでスッキリとした印象に。アイラインを少し斜めに引いて、目を縦に長く見せるのもポイントです。

チークは頬の高い位置にふんわりと入れて、顔全体に立体感を持たせるとバランスが良くなります。

面長顔|パーツごとの距離感を縮めるのがポイント

面長をカバーしたい場合は、顔のパーツごとの距離感を少しずつ縮めて見せるのがポイント。各パーツをやや大きめにメイクすると、パーツごとの距離が縮まって顔全体のバランスが整います。

また、目から口、口から顎までの距離を短く見せることもコツのひとつ。この2つのポイントを意識しながらメイクしてみてください。

目元のタイプ別のおすすめアイメイク

以下では、目元のタイプ別のおすすめアイメイクを紹介します。

  • 一重|ラメで目元を華やかに
  • 奥二重|立体感をプラスして奥行きを出す
  • 二重|二重のタイプに着目

一重|ラメで目元を華やかに

アイライナーは、一重の方の強い味方。振袖の鮮やかさに負けないくっきりとしたカラーを使って、目尻に向かって描くのがコツです。

目尻を少し跳ね上げるようにラインを引くと、目が大きく見えるだけでなく、表情全体が明るくなります。

アイシャドウは、ゴールドやシルバーなど、ラメの入ったタイプをあわせることで華やかさをプラスしましょう。

奥二重|立体感をプラスして奥行きを出す

奥二重の方は、目元に立体感を出すメイクがおすすめ。アイシャドウはグラデーションを作り、目の上のくぼみの部分に暗めの色を入れて、目元を深く見せましょう。

アイラインは細めに引いて、目尻を少し跳ね上げると目元がシャープな印象に。まつ毛の生え際を埋めていくように描いていくのがポイントです。

まつげは、ビューラーでしっかりカールさせて、ボリューム感のあるマスカラを使いましょう。

二重|二重のタイプに着目

二重の方は、タイプ別にメイクを選ぶのがコツです。以下のポイントを意識してみてください。

二重のタイプアイメイクのポイント
幅広平行二重アイラインは薄く、マスカラでまつ毛を上げる
末広二重アイライナーがヨレないように、目尻のみにつける

結婚式のメイク直しに便利なアイテム

以下に、結婚式のメイク直しに便利な化粧グッズをまとめました。

グッズ用途
綿棒細かいメイク直しに重宝
ファンデーション化粧崩れを直せる
口紅高発色なリップがおすすめ

綿棒|細かいメイク直しに重宝

綿棒は、アイシャドウやアイライナーが滲んでしまったり、ファンデーションがヨレてしまったりしたときに素早く修正できる便利なアイテム。細かいメイクを直す際に活躍してくれるので、1〜2本忍ばせておくのがおすすめです。

ファンデーション|化粧崩れを直せる

ファンデーションは、化粧崩れを直すための必須アイテム。特に振袖メイクでは、しっかりとしたベースを保つことがポイントなので、化粧直しができるようにコンパクトなタイプを持ち歩くのがおすすめです。

リップ|高発色なリップがおすすめ

振袖メイクでは口元も重要なポイント。特に成人式では写真を撮る機会も多いので、メイク直し用に高発色なリップを持っておくと心強いです。

結婚式におすすめのカラーは?振袖の色別メイク

出典:PIXTA

結婚式におすすめのカラーは、淡い水色やピンク、上品な灰色などです。以下では、振袖のメイクを色別にまとめました。

振袖の色ポイント
水色系透明感を出すアイシャドウ(シルバー・薄いパープルなど)と青み系のリップでバランスを整える
淡いピンクピンクベージュやコーラル系で自然な血色感をプラス。柔らかいブラウンで目元を引き締める。
灰色系深みのあるブラウンやモーブ系で陰影をつける。ローズ系のリップで大人っぽさをプラス。

水色系の振袖|爽やかさとかわいらしさを意識

水色の振袖には、透明感のあるメイクがよく似合います。アイシャドウは薄いパープルやシルバーを使うと爽やかな印象にまとまりやすく、全体が清楚な印象に。

リップは青み系のピンクやローズでやさしい雰囲気を引き立てましょう。チークは控えめにして、肌の透明感を活かす仕上がりにすると顔全体の印象が柔らかくなります。

淡いピンク系の振袖|ふんわりとした優しい雰囲気を意識

淡いピンクの振袖には、ふんわりとしたフェミニンなメイクがおすすめ。アイメイクはベージュピンクや柔らかいブラウンで自然な陰影をつけて、リップはピンクベージュやコーラル系で控えめにまとめると上品に。

頬には血色感を軽く加える程度にすると甘くなりすぎず、今っぽい雰囲気になります。

灰色の振袖|上品×大人っぽさを意識

グレー系の振袖には、大人っぽさを意識したメイクがよく合います。

アイシャドウはブラウンやモーブ系で深みを出して、リップにはローズ系や落ち着いたレッドを使うのがおすすめ。チークもローズ系をほんのり入れると、血色感がアップします。

結婚式に着ていく振袖のおすすめの柄

以下に、結婚式に着ていく振袖のおすすめの柄をまとめました。

意味
松竹梅寒さに強く、年中緑を保つことから長寿や繁栄の象徴とされる。
祝いの場にふさわしい定番柄。
鶴亀長寿と吉祥の象徴。
婚礼や慶事に多く使われる。
宝づくし打ち出の小槌、隠れ蓑、巻物など、財運や知恵を表す宝物を集めた柄。
豊かさや幸運を願う。

松竹梅

松は冬でも枯れず、竹はまっすぐ成長し、梅は寒さの中でも花を咲かせることから、「生命力」や「成長」「希望」を象徴します。

松竹梅が組み合わされることで縁起の良い柄とされ、結婚式にふさわしい定番の柄として広く人気です。

鶴亀

鶴は千年、亀は万年と古くから長寿の象徴とされてきました。吉兆の意味を持ち、婚礼や祝賀の場では特に重宝される柄。

大きく描かれた鶴や亀が振袖にあしらわれていると、格式高く、華やかなイメージになり好印象です。

宝づくし

巻物や打ち出の小槌、隠れ蓑など、さまざまな宝物を集めた「宝づくし」は、豊かさや知恵、成功を願う柄として広い世代に人気。

遊び心もありつつ意味合いも深く、少し個性を出したいときにもおすすめです。

結婚式の振袖メイクに関するよくある質問

最後に、結婚式の振袖メイクに関するよくある質問をまとめました。

Q. 結婚式で振袖にNGな色は?

振袖自体の着用はマナー違反ではありませんが、白・赤・黄・青など、花嫁衣装でよく使われる色には注意が必要です。

特に白は和装では問題ないとされているものの、花嫁の色であると認識されているため、誤解を招くことがあります。どうしても気になる場合は、事前に新郎新婦に確認しましょう。

Q. 結婚式に振袖を着てもいいですか?

振袖は未婚女性の第一礼装であり、結婚式のようなフォーマルな場での着用はマナーとして認められています。

ただし、「花嫁より目立つ」「会場や年代にそぐわないデザイン」などで悪目立ちしてしまう場合もあります。

そうした不安がある場合は、振袖よりも控えめな訪問着や色留袖を検討するのもおすすめです。

Q. 振袖に似合うリップの色は?

振袖の色やパーソナルカラーによって似合うリップは変わりますが、共通して言えるのは「発色がよいこと」。

顔が引き締まり、写真にも映えやすくなります。ピンク系やローズ系、やや深めのレッドなどを選ぶと華やかです。

まとめ

結婚式の振袖メイクについて解説しました。振袖自体が華やかなので、メイクも普段よりも少し濃いめにして、理想の仕上がりに近づけましょう。

特に結婚式では写真撮影の機会も多くなるので、メイク直し用のアイテムを持ち運ぶのもおすすめです。自分に似合うメイクを見つけて、結婚式を存分に楽しみましょう!