柄が少ないママ振袖はダサい?今っぽく着こなすアレンジ方法を紹介

柄が少ないママ振袖は、アレンジ次第で今風にかわいく着こなせます。帯や小物を工夫するだけで一気に垢抜けて、家族の思い出を引き継ぎながら個性派のアレンジも楽しめるのが魅力。

本記事では、2025〜26年のトレンドを踏まえつつ、柄少なめのママ振袖のメリットや、アレンジのコツを詳しく紹介します。

目次

柄が少ないママ振袖もアレンジ次第でかわいく着こなせる!

出典:PIXTA

柄が少なめのママ振袖も、アレンジ次第で今風に、かわいく着こなすことが可能です。まずは、以下のポイントを押さえましょう。

  • シンプルなデザインを活かして今風にアレンジ
  • 小物使いを変えて一気におしゃれな雰囲気に

シンプルなデザインを活かして今風にアレンジ

現代振袖に比べると、ママ振袖が「地味かも?」と感じてしまうこともあるかもしれません。しかし、昔の着物は職人さんが作った1点ものが多く、上質なものが多いことが特徴。

控えめなデザインを活かしてヘアアレンジを工夫したり、帯を新しくしたりすることで、今っぽく着こなすことは十分可能です。

小物使いを変えて一気におしゃれな雰囲気に

ママ振袖を着るときは、小物使いを変えて雰囲気を変えるのがポイント。

帯や半衿、髪飾りなど小物を新調するだけで、一気に今っぽい着こなしに。アクセントカラーやレース、パールなどトレンドのデザインを取り入れて、レトロかわいい着こなしを目指しましょう!

2025年・2026年は柄が少ない振袖がトレンド

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振袖の柄もファッションと同じように、時代の流れに合わせて移り変わるもの。色合いや着こなし、デザインには、2〜3年ごとにトレンドが反映されます。2025〜26年では、「柄が少なめ」のすっきりとしたデザインも注目されているのが特徴です。

ママ振袖を含めて、今の母親世代が着ている着物の中には柄の少ないデザインもあります。ただし、今と昔ではトレンドのデザインがやや異なります。

  • 昔:流れるようなグラデーションに小花が控えめにあしらわれたデザインが主流
  • 今:大きめの花やワンポイント柄が人気

柄が少ないママ振袖のメリット

続いて、柄が少ないママ振袖のメリットを見てみましょう。

  • 派手すぎず上品なイメージ
  • 小物で個性を出しやすい
  • 長く使えて着回ししやすい

派手すぎず上品なイメージ

柄が多い振袖は華やかで目を引きますが、「派手すぎる」「着られるシーンが少ない」と感じられることも。一方で、柄が少ないママ振袖は、色味やデザインに落ち着きがあるため、上品な印象を与えてくれます。

成人式や卒業式といったフォーマルな場はもちろん、記念写真や親族との集まりなど、さまざまなシーンに対応できるでしょう。

小物で個性を出しやすい

柄が少ない振袖は、小物で個性を出しやすいという魅力もあります。重ね衿にパール付きのものを選んだり、帯揚げや帯締めにトレンドカラーを取り入れたりと、アクセントになる小物を主役にしたコーディネートがしやすいのが特徴。

髪飾りやレース手袋、バッグや草履などに自分の好きなテイストを盛り込むことで、自分だけの装いを楽しめます。

長く使えて着回ししやすい

流行に左右されすぎない柄の少ない振袖は、年齢やシーンを問わず長く愛用できるのも大きなメリット。成人式や卒業式はもちろん、将来的に結婚式のお呼ばれなどでも、アレンジ次第で対応できます。

また、帯や小物を変えることで印象を変えやすいので、着回し力もばっちり。中には訪問着や色無地にリメイクすることで、より多くのシーンで活用するケースもあります。

柄が少ないママ振袖をアレンジするコツ

柄が少ないママ振袖は、シンプルさを活かして自由度の高いアレンジができるのが魅力。ここでは地味に見せないためのコツや、今っぽく着こなすためのアレンジのポイントを紹介します。

  • 襟元や帯周りにアクセントを取り入れる
  • 帯や小物は新しく買い足す
  • レトロ感たっぷりなスタイルを楽しむ
  • アイメイクとヘアアレンジはプロに任せる
  • 草履やバッグを新調する

襟元や帯周りにアクセントを取り入れる

柄が控えめなママ振袖の場合、顔まわりやウエスト部分に視線が集まりやすくなります。半衿や重ね衿にパールやレースなどの装飾がついたものを選ぶことで、上品な華やかさをプラス。

帯には明るい色味や光沢感のあるものを合わせると、全体の印象がパッと明るくなります。

帯や小物は新しく買い足す

帯や小物も使いたくなるかもしれませんが、今風にアレンジするなら帯や小物は新調したいところ。帯締めや帯揚げなどの小物を変えるだけで、ぐっと現代風にアップデートできます。

レトロ感たっぷりなスタイルを楽しむ

ママ振袖は古典系のデザインが多いため、あえてレトロ感を楽しむスタイルに仕上げるのもひとつの方法。

アンティークな花柄の帯や髪飾り、ファーバックなどを合わせることで、レトロ感たっぷりな雰囲気にするのもおしゃれです。

アイメイクとヘアアレンジはプロに任せる

小物と同様に、アイメイクやヘアアレンジを変えることでもトレンド感が生まれます。以下のポイントを押さえて、今っぽいコーデを楽しみましょう!

振袖を新調しない場合は、アイメイクとヘアアレンジは思い切ってプロに任せるのもおすすめです。

メイクの種類ポイント
ファンデーションマット~セミマット
リップ濃いめ&マット
チークナチュラルに薄くのせる
アイメイク振袖の色に合わせる
ヘアメイクカチモリヘア、シニヨン、編み込みアレンジなど

草履やバッグを新調する

今風にアレンジするなら、草履やバッグもアップデートするのがおすすめ。昔ながらの草履はシンプルなデザインが多いため、厚底タイプや刺繍入り、ビジュー付きなど、トレンド感のある草履に変えるだけで垢抜けます。

バッグも、がま口タイプやサテン素材、ラメやメタリックの入ったものを選べば一気に華やかになるでしょう。

柄が少ないママ振袖を地味に見せないコーデのコツ

ここでは、地味見えを回避して、柄の少ないママ振袖を華やかに着るためのポイントを紹介します。

  • 小物の質感や素材にこだわる
  • コントラストを意識する
  • メイクやヘアアレンジでワンポイントのおしゃれを楽しむ

小物の質感や素材にこだわる

柄が少なくシンプルな分、質感・素材にこだわるのがポイント。ママ振袖自体は上質なものが多いので、光沢や立体感のある小物を選びましょう。柄がなくても華やかに着こなせます。

コントラストを意識する

濃い色の地に淡い柄を合わせたり、明るい色地にシックな小物を合わせたりすることで、コントラストの効いた装いに。

色の強弱を上手に使えばメリハリが出るので、柄が少なくても華やかな着こなしが可能です。

メイクやヘアアレンジでワンポイントのおしゃれを楽しむ

振袖が控えめなぶん、ヘアメイクでバランスをとるのもひとつの方法。アイメイクやリップにポイントを持たせたり、大ぶりの髪飾りをのせてアクセントにするのもおすすめ。

あえてシンプルにまとめて、すっきりと引き算コーデを楽しむのもよいでしょう。

柄が少ないママ振袖のアレンジにおすすめの小物

ここからは、ママ振袖アレンジにおすすめの小物をまとめました。

  • 半衿
  • 重ね衿
  • 帯締め
  • 帯揚げ
  • レース手袋
  • アクセサリー
  • ブーツや厚底草履

半衿

顔まわりの印象を左右する重要なアイテム。レースやフリル、パール付きのものを選ぶと、一気に華やかな印象に。白だけでなく、アイボリーや淡いピンクなどもおすすめです。

重ね衿

重ね衿は、襟元を華やかに見せるために使うもの。シンプルなママ振袖に合わせるなら、重ね衿は、パールやレース、フリルなどの装飾が施されたものがおすすめです。

帯締め

定番の組紐タイプだけでなく、丸ぐけタイプやモチーフ付きのものならアクセサリー感覚で使えます。ビジューやリボン付きも人気です。

帯揚げ

絞りや刺繍、ラメ入りなど、素材に表情がある帯揚げを選ぶと、立体感が出ておしゃれ度アップ。ボリューム感を意識して選ぶと華やかに見えます。

レース手袋

レース手袋をするだけで、一気に華やかな印象に。冬場に開催される成人色では手先が冷えやすいので、寒さ対策としてもおすすめです。

アクセサリー

大ぶりのアクセサリーを取り入れると、メリハリがついてモダンな雰囲気に。ただし、ピアスやイヤリングなど、振袖を傷つけないアイテムがおすすめです。

振袖を傷める可能性のあるネックレスや装飾のあるネイル、ブレスレットなどは避けましょう。

ブーツや厚底草履

履物のフォーマルな定番アイテムは草履ですが、自分が主役の成人式であれば、ブーツや厚底草履を履いてもマナーとして問題ありません。

足元が一気におしゃれな印象になるので、ママ振袖に合わせたいアイテムのひとつです。

ママ振袖を着る際にかかる費用相場

ママ振袖を着る際にかかる費用相場は、5万円程度からがおおよその相場目安となります。費用の内訳としては、振袖のメンテナンス代や小物類のレンタル代、着付け、ヘアメイクの費用など。また、前撮りの費用も忘れないようにしましょう。

振袖のレンタル店では、通常のセットプランから振袖レンタルを除いた「ママ振袖プラン」を提供しているところもあるので、事前にプランを調べておくとスムーズです。

レンタルの相場は20万円〜30万円、購入する場合の相場は30万円〜40万円であることを踏まえると、安くすむ可能性が高いです。

柄が少ないママ振袖に関するよくある質問

最後に、柄が少ないママ振袖に関するよくある質問をまとめました。

Q. 振袖でやめた方がいい色は?

明確に「NGな色」はありませんが、顔映りが悪く見えたり、全体的に地味すぎたりすると成人式らしい華やかさが失われてしまうことがあります。

特に、グレー系・カーキ系などくすんだ色を選ぶ場合は、小物や帯でしっかり華やかさをプラスするのがおすすめです。写真映えも意識して、顔まわりに明るさを出すようにしましょう。

Q. ママ振袖のデメリットは?

一番のデメリットは、「サイズやデザインが今と合わない」可能性があることです。特に身丈や裄丈が合っていないと、着姿が不格好になってしまいます。サイズが合わない場合はサイズ直しをすることでぴったりのサイズで着用できます。

また、昔のデザインが今の流行と異なるため、アレンジなしだとやや古臭く見えることも。とはいえ、小物の工夫次第でモダンにもアレンジ可能です。もしくは柄や金彩を足すこともできます。

Q. ママ振袖の相場はいくらですか?

ママ振袖を着る際にかかる費用相場は、5万円程度からがおおよその相場目安です。振袖そのものに費用はかかりませんが、クリーニング、サイズ直し、小物購入などに予算を見ておきましょう。

Q. 成人式の着物でNGな色は?

成人式で着用する振袖であれば、明確に「NGな色」はありません。

とはいえ、地味すぎる色や喪服を連想させる濃いグレーや紫などを着用する場合は、華やかなヘアメイクや小物使いでお祝いムードを引き立てるのがポイント。

悩む場合は、迷ったら、定番色や華やかさのある色を選ぶとよいでしょう。

まとめ

柄が少ないママ振袖の着こなしについて解説しました。柄が少ないママ振袖も、ヘアメイクや小物をアレンジすることで今っぽくおしゃれに着こなせます。ぜひ本記事を参考に、上質なママ振袖を活かしながら自分らしくアップデートしてみてください!