「人と被りたくない!」という理由から、振袖で人気のない色を選ぶ人もいます。本記事では、振袖で人気のない色の種類や、周りと差をつけるためのコーディネートについてまとめました。
2025年のトレンドや人と被らない振袖選びのコツも紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
振袖で人気のない色
振袖で人気のない色とは、その色を選ぶ人が少ない色のこと。つまり、定番色や人気色以外の色を選べば他の人と被る確率は低くなります。
例えば以下のような色は定番のカラーには含まれないため、比較的選ばれにくい色といえるでしょう。
- 橙色
- 黄緑色
- 紫色
- 灰色
- 茶色
ただし、成人式で着る振袖の色やデザインにはトレンドがあります。年度によって多少の入れ替わる可能性がある点には注意が必要です。
橙色
橙色は日本人には着こなすのが難しいとされる色でもあり、選ぶ方は少ないでしょう。
一口に橙色といってもさまざまなデザインがあるため、理想のイメージやパーソナルカラーなどに合わせて選ぶことがポイントです。
黄緑色
黄緑色は若々しく、フレッシュに見せてくれるカラーですが、選ぶ人は比較的少ないです。
ビビッドな緑色を着こなす自信がないという方でも、黄緑色ならマイルドな色合いで選びやすいでしょう。また、少しくすんだからし色もおすすめです。
紫色
紫色も個性派な人にぴったりのカラーです。はっきりとした色味で華やかに着こなすことはもちろん、ワインレッド系のカラーを選べば少し柔らかな印象で着こなすことも可能。
白色と相性がよく、小物や帯を合わせることで紫の魅力がより引き立ちます。
灰色
「地味」や「控えめ」といった印象から選ばれにくい灰色ですが、実は着こなし次第でぐっとおしゃれに見えるニュアンスカラーの1つ。白色の帯やアイテムと合わせれば、トレンド感のある着こなしも楽しめます。
また、無彩色なので合わない色がなく、どのような色味のアイテムやヘアカラーとも合わせやすいところも魅力です。
茶色
茶色も人と被りにくい色の1つ。くすみブラウンやくすみピンクは人気カラーとなりつつありますが、白・青・赤・緑といった定番のカラーと比較すると被りにくくなっています。
振袖の人気色とは
振袖の人気色は以下の通りです。その年によって多少の変動はあるものの、赤・青・緑といった原色に近い色は華やかで選ばれやすい傾向にあります。
色 | 柄・デザイン |
---|---|
赤 | 華やかな色合いで人目を引き、「魔除け」「厄除け」といった意味があることからも門出にふさわしい |
白 | シンプルな柄が人気だが、華やかな柄を選ぶ人も増えている |
青 | 結婚式などフォーマルな場面にも使いやすい |
緑 | 振袖の柄が引き立つ色で「成長」「希望」といったイメージを持つ |
2025年のトレンド色
2025年の振袖のトレンド色は以下の通りです。柄やデザインについてもまとめたので、参考にしてみてください。
色 | 柄・デザイン |
---|---|
緑系のカラー | 華やかな花柄が施されたデザインが人気 |
白×黒 | モダンな雰囲気で着こなせるモノトーンカラー |
くすみカラー | ピンク、ベージュ、クリーム色といったくすみカラーは、振袖でも人気 |
バイカラー | ハイセンスな着こなしをしたい方にぴったり |
人気のない色を選ぶメリットとデメリット
以下では、振袖で人気のない色を選ぶメリットとデメリットについて紹介します。振袖のカラーに悩んでいる方は参考にしてみてください。
人気のない色を選ぶメリット
振袖で人気のない色を選ぶメリットは以下の通りです。
- 人と被りにくく個性が出る
- 特別感がある
- 写真映えする
- 自分らしい魅力をアピールできる
人気のない色を選ぶ人は限られるため人と被りにくく、成人式やイベントで個性を出したいときにおすすめです。また、集合写真を撮った際にも同じ色の人が少ない方が、写真映えしやすくなります。
ほかにも特別感がある、振袖姿で自分らしい魅力をアピールできるといったメリットもあります。
人気のない色を選ぶデメリット
一方で、人気のない色を選ぶデメリットも押さえておきましょう。人気のない色を選ぶデメリットは以下の通りです。
- 人と違う色なので目立つ
- 取り扱いのある店舗が少ない
- 品数が少なく色柄のバリエーションが少ない
「成人式で浮きたくない」「振袖で人気のない色を選びたくない」と考えている方にとっては、人気のない色はデメリットの方が大きいかもしれません。
また、個性派のおしゃれを楽しみたい場合も、店舗で取り扱っていなかったり、色柄のバリエーションが少なかったりする可能性がある点には注意が必要。着てみたい色が事前に決まっている場合には、来店前に店舗へ確認してから予約するのがおすすめです。
人気のない色でもこんな人にはおすすめ
人気のない色の振袖は、以下のような人におすすめです。
- とにかく周りと被りたくない人
- パーソナルカラーにマッチする人
- 小物や差し色でアクセントを出したい人
とにかく周りと被りたくない人
「一生に一度の成人式で、他の人と被りたくない!」という思いが強い方には、人気のない色の振袖は周りと被らずぴったりです。よくある定番カラーとはまた一味違う、特別な存在感を演出できます。
パーソナルカラーにマッチする人
人気のない色の中には、着こなすことが難しいという理由でなかなか選ばれない色もあります。例えば橙色の着物は日本人には着こなしが難しい色の1つですが、パーソナルカラーにマッチする人であれば華やかに着こなせるでしょう。
小物や差し色でアクセントを出したい人
青・赤・白・緑などの定番色は、その色自体が華やかで目立ちます。もちろんデザインや柄、色味にもよりますが、小物や差し色でアレンジしたい人にとっては向かないことがあるかもしれません。
一方、人気のない色の振袖は控えめな色味のものが多いため、小物や差し色でアクセントを出したい人にぴったり。帯や小物類にこだわりたい場合には、色やデザインが喧嘩してしまわない振袖を選ぶのがポイントです。
人と被らない振袖を選ぶには?
人と被らない振袖を選ぶには、以下のポイントに着目してみましょう。
- 人気ランキング上位の振袖の色や柄を避ける
- コーディネートを工夫する
人気ランキング上位の振袖の色や柄を避ける
大手振袖サイトの人気ランキング上位に含まれるような色柄は流行りのものが多く、他の人も選ぶ可能性が高いです。そのため、人と被りたくないなら避けるのがおすすめ。
専門店に直接足を運んでみたり、オンラインサイトを使う場合も小規模なサイトを中心に探してみると被りにくくなるでしょう。
コーディネートを工夫する
人気色の振袖を選んだ場合でも、コーディネート次第で個性を引き立てる魅力的な振袖姿を演出できます。
シックな雰囲気にまとめたり、レトロポップな雰囲気にしたりと、色以外にも工夫できるポイントはたくさんあるので、SNSやネットで参考になるコーディネートを探してみるのもおすすめです。
周りと差をつけるコーディネートのポイント
以下では、周りと差をつけるコーディネートのポイントを紹介します。
- 振袖の柄で個性を出す
- 小物を差し色やアクセントに
- ヘアスタイルやメイクで差をつける
- 帯や襟で差をつける
振袖の柄で個性を出す
同じ色の振袖でも、柄やデザインによって印象は大きく変わります。例えば、定番色の緑の振袖では華やかな大ぶりの花柄が例年人気を集めていますが、シックな雰囲気の緑を選べば一味違った着こなしを楽しめます。
小物を差し色やアクセントに
小物を差し色やアクセントに使うだけでも、一味違った印象になります。特に草履やバッグはマストアイテムなので、こだわって選ぶ方も多いです。
ほかにもレースの手袋やブーツ、ファー、ベレー帽など、振袖姿に取り入れられるアイテムはたくさんあるのでぜひチェックしてみてください。
ヘアスタイルやメイクで差をつける
華やかな振袖姿には、ヘアスタイルやメイクも少し派手なくらいがほどよく合います。周囲も華やかな装いで浮かなくなるので、普段はなかなかできないような大胆なメイクやヘアに挑戦してみるのもよさそうです。
例えばポップなメイクとビビッドカラーの髪飾りでレトロモダンなお嬢様風コーデにしたり、鮮やかなヘアスタイルを主役に振袖を選んだりすることもできます。
美容院でヘアメイクをお願いする場合には、具体的なイメージが伝わるように、いくつか画像を用意しておくとスムーズです。
帯や襟で差をつける
帯と襟は、振袖姿の中でも特に際立つ部分。帯の色や柄、結び方を工夫することで、自分らしい振袖姿を見つけてみましょう。
例えば、あえて振袖と同系色の帯を選ぶことでシックにまとめたり、逆に対照的な色の帯を選んでアクセントにしたりできます。
また、半衿や重ね衿の種類もとても豊富。レースやパールなど飾りのある半襟を使うことで周りと差をつけるのもおすすめです。
まとめ
振袖で人気のない色や、人と被らない振袖コーデについて紹介しました。人と被りたくないなら、定番カラーを選ばずにあえて人気のない色を着こなすのも1つ。
また、「着たい色は人と被ってしまいそう…」という場合には、小物や帯、襟、ヘアメイクなどで差をつける方法もあります。
本記事で紹介したポイントを参考に、ぜひ自分だけのお気に入りの一着を見つけてみてください!