振袖の試着は、成人式を悔いなく迎えるための大切なステップ!振袖の試着の際は、適切な服装やメイク、髪型を心掛けることが重要です。
そこで本記事では、振袖試着時に適した服装や注意点について詳しく解説。振袖の試着が初めての方も、事前に知っておけばスムーズに進められるので、ぜひ参考にしてください。
振袖試着時の服装に注意すべき理由
振袖の試着では、振袖を洋服の上から羽織ることが一般的。試着時の服装が適切でなければ、正確なサイズが測れなかったり、振袖のデザインやシルエットが正確にイメージできなかったりすることがあります。
たとえば襟元が詰まっている服や、袖が長すぎる服を着ていると、振袖を着用した際の雰囲気がイメージしづらくなります。
また、着物の下に着る肌着と洋服では生地の厚さが異なるため、試着時の服装次第で最終的なサイズ感が変わってしまう可能性もあります。
適した服装 | ・半袖や七分袖のトップス ・腰回りがタイトなボトムス ・髪型はアップスタイル |
NGな服装 | ・厚手のトップスやフード付きの服 ・取り外ししにくいアクセサリー ・スカートやジーンズ |
振袖の試着時に適した服装
まずは、振袖の試着時に適した服装をご紹介します。
- トップス|襟元の開いたもの
- トップス|半袖or七分袖のもの
- ボトムス|腰回りがタイトなもの
それぞれ見ていきましょう。
トップス|襟元の開いたもの
試着時には、振袖の襟元をしっかり見せることが重要です。
振袖の襟はV字に広がっているため、襟元が詰まったトップスを着ていると振袖の雰囲気が分かりにくくなります。胸元が大きく開いたカットソーやVネックのシャツなど、首元がすっきりとしたデザインのトップスを選ぶとよいでしょう。
また、試着用の襟を服の上からつけて振袖を羽織るため、できるだけ薄手で体にフィットするものを選ぶこともポイントです。
トップス|半袖or七分袖のもの
振袖の袖は長く、試着時に洋服の袖がはみ出してしまうと雰囲気がイメージしにくくなってしまいます。そのため、試着時には半袖や七分袖のトップスを選びましょう。
半袖や七分袖のタイプなら袖口から服が見えることなく、振袖のシルエットをしっかり確認できます。袖が長いトップスは着膨れの原因にもなるので、避けたほうが無難です。
ボトムス|腰回りがタイトなもの
ボトムスは腰回りがタイトなものを選ぶことをおすすめします。タイトなパンツやスカートなど、体にフィットする細身のボトムスを選ぶと試着がスムーズに進みます。
装飾のついたものは振袖を傷つけてしまう可能性があるため、すっきりしたデザインのものを選びましょう。
振袖の試着時にNGな服装
続いて、振袖の試着時にNGな服装をご紹介します。
- トップス|タートルネックや衿のあるシャツ
- トップス|パーカーやニット
- トップス|ノースリーブ
- ボトムス|スカート・ゆるいパンツ
それぞれ見ていきましょう。
トップス|タートルネックや衿のあるシャツ
首回りが詰まっているトップスは、振袖試着時には不向きです。
振袖の襟元は首元がしっかり見えるデザインが特徴です。そのためタートルネックや衿のあるシャツを着ていると、首元から服が見えてしまい、振袖の雰囲気がつかみにくくなります。
トップス|パーカーやニット
パーカーやニットは、厚手で着膨れしやすく、振袖を正確に羽織ることが難しくなります。
またパーカーの場合、フードが背中に重なってしまい、振袖のラインを崩してしまうことも。薄手で体にフィットするトップスを選ぶことが重要です。
トップス|ノースリーブ
トップスはノースリーブのものは避けましょう。ノースリーブのトップスは振袖に直接汗がついてしまう可能性があります。
袖のあるトップスを選んで、振袖を汚さないようにしましょう。
ボトムス|スカート・ゆるいパンツ
振袖の試着時には、スカートやゆるいパンツは避けたほうが無難です。着膨れするデザインのものだと正確なサイズやシルエットを確認しにくいだけでなく、試着の際に何かと邪魔になってしまいます。
振袖試着時の服装以外の注意点
続いて、振袖試着時の服装以外の注意点をご紹介します。
- 髪型はアップスタイルがおすすめ
- きちんとメイクして試着する
- アクセサリーや腕時計は外す
- ネイルをしている場合は取り扱いに注意
- ラメなど装飾がない靴下を履く
それぞれ見ていきましょう。
髪型はアップスタイルがおすすめ
振袖を試着する際の髪型は、アップスタイルが理想的。髪をまとめておくことで襟元や背中がスッキリと見え、振袖のデザインをよく確認できます。
試着時にはヘアゴムを貸してくれる店舗も多いため服装ほど気にする必要はありませんが、当日と同じ髪型にしておくと、よりリアルなイメージがつかめておすすめです。
きちんとメイクして試着する
振袖の試着時には、しっかりメイクして行くのがおすすめ。
特に当日のメイクを意識して行くと、振袖の色柄が自分の顔色にどのように映えるかを確認しやすいです。また、普段より少し華やかに仕上げると、振袖の雰囲気に合った仕上がりをイメージしやすくなります。
アクセサリーや腕時計は外す
試着時には、アクセサリーや腕時計を外すことが重要です。特に装飾の多いアクセサリーは振袖の生地を傷つけたり、引っ掛けたりするリスクがあるため、試着前に外しておきましょう。
デリケートな絹の生地に引っ掛かると、糸がほつれてしまうこともあります。
ネイルをしている場合は取り扱いに注意
ネイルをしている場合も試着時に注意が必要です。特にデザインに凝ったネイルは振袖の生地に引っ掛かりやすく、糸がほつれる原因になります。
ラメなど装飾がない靴下を履く
ラメがついているタイプの靴下がありますが、試着時にはシンプルな靴下を履くことをおすすめします。ラメが振袖の生地に付着してしまうことがあるためです。
振袖の試着をスムーズに行うための事前準備
ここからは、振袖の試着をスムーズに行うための事前準備をご紹介します。
- 事前予約しておく
- レンタルか購入か決めておく
- 予算を決めておく
事前予約しておく
振袖を試着する際は、事前に予約しておくとスムーズです。
特に気に入ったデザインや色の振袖がある場合は、予約することで事前に取り置きしてもらうことも可能です。
また、人気の振袖は早期に予約が埋まってしまうこともあるため、できるだけ早めに予約を済ませることをおすすめします。
レンタルか購入か決めておく
振袖をレンタルするか購入するかを事前に決めておくと、試着をスムーズに進められます。
特にレンタルする場合は、対象となる振袖が限られていることが多く、「試着をして気に入ったけど、レンタルの対象外だった」とならないように、事前に決めておきましょう。
予算を決めておく
振袖の試着時には、予算も事前に決めておきましょう。試着で色々なデザインの振袖を目にすると、自然と気分が盛り上がりやすくなるものです。
オプションやセットプランを提案されたときに、上限の価格帯を明確にしておけば冷静に判断できます。
予算内でベストな選択をするために、事前に相場感をリサーチしておくこともおすすめです。
お気に入りの振袖を見つけるコツ
成人式は一生に一度の大切なイベントです。準備をしっかり行い、自分にぴったりの一着を見つけましょう。振袖の選び方や試着の際のポイントについて、詳しく解説します。
なりたい雰囲気をイメージしておく
まず大事なのは、なりたい雰囲気をイメージしておくこと。たとえば、トレンド感のある華やかな雰囲気、落ち着いた王道スタイル、レトロガーリーなお嬢様スタイルなど、一口に振袖といってもイメージはさまざまです。
Webサイトやカタログ、SNSなどを使って、色々なデザインの振袖を事前にチェックすることで具体的なイメージがわきやすくなります。
「これだ!」と思う振袖の画像があれば保存しておき、試着時に見せてみましょう。理想とするイメージを伝えやすくなります。
身長や体型にあう柄を把握しておく
身長や体型に合わせたデザイン選びも重要です。
身長や体型 | おすすめの色や柄 |
---|---|
身長が高い方 | 大柄なデザインやはっきりとした色使い |
身長が低い方 | 細かな柄や優しい配色のデザイン、上品な花柄など |
ふくよかな方 | ななめや縦にラインの入ったもの |
細身の方 | ボリューム感のある総絞りの振袖や染め柄など |
例えば身長が高い方の場合、大柄なデザインやはっきりとした色使いの振袖が似合います。色柄に負けずにかっこよく着こなせるので、身長を生かしたコーディネートで華やかになります。間延びして見えないよう、帯幅を広めに取るのもポイントです。
身長の低い方には、細かな柄や優しい配色のデザインが特におすすめ。全体的に軽やかな印象になるので、控えめなデザインや上品な花柄などがよく似合います。
ふくよかな方はななめや縦にラインの入ったもの、細身の方はボリューム感のある総絞りの振袖や染め柄なども綺麗に着こなせます。
自分に似合う色を把握しておく
基本的には好きな色を選べば問題ありませんが、自分に似合う色「パーソナルカラー」を把握しておくことで迷ったときに判断しやすくなります。
パーソナルカラーとは、自分の肌の色や髪の色に似合う色のこと。振袖選びで自分のパーソナルカラーを意識することで、似合う振袖を見つけやすくなります。パーソナルカラーには主に4つのタイプがあります。
パーソナルカラーのタイプ | 似合う色 |
---|---|
春タイプ (スプリング) | 明るく温かみのある色 ・淡いピンク、ペールイエロー、クリーム色、アクアブルーなど |
夏タイプ (サマー) | 涼しげで落ち着いた色 ・淡いブルー、ラベンダー、ミントグリーン、ソフトグレーなど |
秋タイプ (オータム) | 温かみのある深い色 ・オレンジ、テラコッタ、ブラウン、カーキなど |
冬タイプ (ウィンター) | 鮮やかでクールな色 ・深いブルー、真紅、ブラック、ホワイトなど |
自分のタイプがわからないという場合、無料で診断できるサービスやアプリもあるので、活用してみるとよいでしょう。
試着当日は時間に余裕を持っておく
振袖の試着には時間がかかるため、当日は余裕を持って予定を組むことが大切です。試着にかかる時間は、平均して2〜3時間程度が目安です。
人気のある店舗や展示会などでは予約が優先されることが多いため、事前に予約をしておくとよいでしょう。
試着では、最低でも2〜3枚羽織ってみるのがベストです。多い人では、5〜6枚の振袖を試す人もいます。何枚か試着してみることで、自分に合う振袖が見つかりやすくなります。
親や友人と行くのがおすすめ
自分一人で決めるよりも、親や友人と一緒に行くことをおすすめします。客観的な意見をもらうことで、自分では気づかなかった魅力を引き出せるかもしれません。
また友人と一緒に行くことで、ペア割や紹介割などの割引が適用される場合もあります。
親や仲のよい友人の意見を参考にしながら、自分が本当に気に入った振袖を選びましょう。
まとめ
振袖の試着時の服装について解説しました。お気に入りの振袖を見つけるためには、事前の準備と計画がポイント。なりたい雰囲気をイメージして、身長や体型に合った柄や色を把握しておきましょう。
また、試着の際は時間に余裕を持つことが大切です。本記事でご紹介したポイントを参考に、ぜひ振袖選びを楽しみながら進めてみてください!