成人式を目前に振袖の「予約がギリギリになってしまった…」とお悩みの方もいるかもしれません。この記事では、ギリギリでも振袖の準備が間に合うのか、振袖のレンタル、購入、ママ振りなど、それぞれのケースごとにまとめました。
直前予約場合の手順や注意点についてもわかりやすく解説するので、参考にしてみてください。
成人式の振袖予約がギリギリ間に合う時期
振袖の予約がギリギリになった場合、選べる振袖の種類の幅は狭まりますが、予約自体はまだ間に合う方法があります。レンタル、購入、ママ振りそれぞれのケースに応じたギリギリ間に合うタイミングを見てみましょう。
レンタルの場合は直前でも間に合う
振袖のレンタルは、成人式直前でも可能な場合があります。レンタルではすでに仕立てられている振袖のなかから選ぶため、準備に時間がかからない点がメリット。
極端な例では、成人式前日でも在庫さえあれば予約を受け付けてくれるところもあるでしょう。ただし、成人式が迫るほど残っているデザインやサイズが限られるため、気に入ったものを着たい場合は少しでも早く準備することが重要です。
購入の場合は3ヶ月前が目安
振袖を購入する場合、サイズ調整や仕立てが必要となります。そのため、遅くとも成人式の3ヶ月前までには購入手続きを済ませておくことが望ましいです。
オーダーレンタルも同様に仕立てが必要なため、3ヶ月以上の準備期間が必要です。
ママ振りの場合は2ヶ月前が目安
母親の振袖「ママ振り」を着る場合、メンテナンスや寸法直しが必要になることがあります。そのため、最低でも成人式の2ヶ月前には準備を始めましょう。
また、振袖の状態や寸法直しがある場合はさらに半年程度かかる場合もあるので、早めの準備が重要です。
着付け・ヘアメイクは直前だと間に合わない可能性が高い
振袖自体は直前でもレンタルで確保できますが、注意しなければならないのは着付けとヘアメイク。
振袖をレンタル・購入したお店(もしくは提携先)で着付け・ヘアメイクを予約するケースが多いですが、直前になると予約枠が埋まっている可能性が高く、希望する時間帯に予約が取れないことがあるため注意が必要です。
先着順のため、予約枠が空いていない場合も
着付けやヘアメイクの予約は先着順で行われるため、成人式のスケジュールに沿った朝6時〜7時頃の時間帯は早めに埋まります。
1ヶ月前では希望の時間帯が取れず、前日深夜やギリギリの時間帯など、不便な時間しか残っていない可能性が高いです。
枠がない場合は自分で手配が必要
万が一希望の時間帯に予約が取れなかった場合、自分で着付けやヘアメイクを手配する必要があります。
美容室や出張着付けサービス、周囲で着付けができる人にお願いするなどの方法がありますが、美容院や出張着付けサービスも埋まりやすいことは同じなので、早めに手配することが大切です。
【3ステップ】振袖をギリギリで予約する際の手順
振袖をギリギリで予約する際の手順を解説します。
- 当日の着付け・ヘアメイク予約を確保する
- 振袖を手配する
- 必要な小物一式を準備する
それぞれ見ていきましょう。
1. 当日の着付け・ヘアメイク予約を確保する
ギリギリの予約では、着付けとヘアメイクの確保が鍵となります。そのため、振袖選びよりも先に着付けとヘアメイクの予約を優先しましょう。
振袖の手配に向けて、振袖を持ち込むスケジュールやキャンセルの条件などもしっかり確認しておきます。
2. 振袖を手配する
着付けとヘアメイクが確保できたら、次に振袖を手配します。直前での購入は間に合わない可能性が高いため、レンタルから探すのがおすすめ。
最近ではオンラインで振袖をレンタルできるサービスも充実していますが、あまりにもギリギリだと配送が間に合わない可能性もあるため注意が必要。
配送にかかる時間も考慮しつつ、可能であれば試着できる店頭でのレンタルを検討しましょう。
3. 必要な小物一式を準備する
振袖だけでなく、振袖に必要な小物も一式揃える必要があります。別々での手配は間に合わないため、セットプランを検討しましょう。
帯や草履、バッグ、肌襦袢といった着付けに必要なアイテムは、振袖とセットでレンタルできることがほとんどです。
また、着付けの際に必要なインナーや防寒対策も忘れずに準備しておきましょう。
成人式直前の振袖予約の注意点
ここからは、成人式直前の振袖予約で気をつけるべきポイントを紹介します。
- 着付け・ヘアメイクが成人式開始時間に間に合うか
- プラン内容に「後撮り」が含まれているか
着付け・ヘアメイクが成人式開始時間に間に合うか
予約がギリギリの場合、遅めの時間帯しか空いていないというケースがあります。そのため、予約をする際に着付けやヘアメイクにかかる時間をしっかり確認し、自宅や成人式会場との移動時間も計算に入れましょう。
プラン内容に「後撮り」が含まれているか
当日はバタバタするため、記念撮影は一般的に「前撮り」として別日で撮影することが多いです。ギリギリの予約では前撮りまで準備するのは難しく、「後撮り」を検討するのがおすすめです。
プランに後撮りが含まれていれば式当日に慌ただしく過ごす必要がなくなり、友達との再会や式典を思いっきり楽しめます。
ギリギリの予約でも費用を抑える方法
直前の予約でも、必ずしも高額な費用がかかるわけではありません。以下に、費用を抑えるための方法をいくつか紹介します。
- セットプランを活用する
- メイクやヘアセットは自分で行う
- 家族や知人に着付けをお願いする
セットプランを活用する
セットプランには、振袖だけでなく帯や草履、バッグなどの振袖以外のアイテムや、ヘアメイク、写真撮影が含まれている場合があり、個別手配よりもお得に活用しやすいです。
振袖を着るために必要なアイテムを個別に揃えるのは手間がかかるだけでなく、費用もかさみがちです。セットプランを利用すれば必要なアイテムが一度に揃い、コストも抑えられます。
メイクやヘアセットは自分で行う
費用を抑えるために、メイクやヘアセットを自分で行う方法もあります。YouTubeやSNSで振袖に合うメイクやヘアセットの方法がたくさん紹介されているので、動画を参考にしながら、自分でメイクやヘアセットに挑戦してみるのもよいでしょう。
当日は想像以上に慌ただしくなるため、初めての場合は何度かリハーサルをしておくことをおすすめします。
家族や知人に着付けをお願いする
着付けができる家族や知人がいる場合、その方に着付けをお願いするのも1つの方法です。専門の着付け師に頼むと費用がかかりますが、家族や知人に頼めば費用を節約できます。ただし、こちらも事前に練習をしてもらうことが大切です。
成人式の振袖予約が間に合わなかった場合の対処法
万が一振袖の予約が間に合わなかった場合の対処法を紹介します。
- 振袖をフリマアプリで購入する
- 出張着付けサービスを利用する
- ヘアメイクは自分で行う
- 振袖以外の服装で参加する
振袖をフリマアプリで購入する
フリマアプリで振袖が出品されているケースがあります。比較的きれいな振袖が手頃な価格で手に入ることも多く、タイミングが合えば直前でも間に合うでしょう。
購入前に、サイズや状態をよく確認し、評価のよい出品者から購入することがポイント。また、配送にかかる日数にも注意しましょう。
出張着付けサービスを利用する
希望の時間帯が空いていなかった場合や着付けの予約が取れなかった場合、出張着付けサービスを利用するのも手段の1つ。
出張着付けサービスを提供している専門店だけでなく、クラウドソーシングサイトで個人がサービスを提供しているケースもあります。
自宅まで着付け師が来てくれるため、会場まで足を運ぶ手間もかかりません。出張サービスを利用する際は料金や対応エリア、口コミなどを事前に確認しておくとよいでしょう。
ヘアメイクは自分で行う
ヘアメイクが予約できなかった場合、自分で行う方法もあります。YouTubeやSNSを参考にしつつ、振袖に合うスタイルを作りましょう。
自分の理想にあわせて、好きな仕上がりに調整できるのがヘアメイクをセルフで行うメリットでもあります。
振袖以外の服装で参加する
どうしても振袖の手配が難しい場合、スーツやドレスなど別の服装で成人式に参加することも1つの方法です。成人式は振袖が主流ですが、フォーマルな服装なら問題なく参加できます。
スーツやドレスでも、アクセサリーやヘアスメイクで華やかにすることは可能です。
まとめ
振袖の予約がギリギリになってしまった場合でも、レンタルなら間に合う可能性が十分あります。ポイントとしては、まずは着付けとヘアメイクを確保すること。
もし予約が間に合わなかった場合でも、フリマアプリや出張着付けサービスなどを活用できないか検討してみましょう。
成人式は一生に一度の大切なイベントです。準備が直前になってしまった場合でも、焦らずに1つずつ準備を進めてみてください。