安っぽい振袖の特徴は?高見えさせるコツや着こなしポイントを解説

振袖は特別な日のための重要なアイテムですが、安っぽい印象を与えないように気をつけたいものです。

本記事では、安っぽい振袖の特徴や選び方のポイント、そして高見えさせるためのコツを詳しく解説します。振袖選びに悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。

目次

安っぽく見える振袖の3つの特徴

出典:photoAC

まずは、安っぽく見えてしまう振袖の特徴を見てみましょう。以下のような振袖は安く見えてしまいやすいので、注意が必要です。

  • 色が極端に明るい
  • 柄が平面的
  • 化学繊維の生地を使っている
  • シワや傷みが目立つ

色が極端に明るい

蛍光色など極端に明るい色合いは、安っぽい印象を与えやすいです。対照的に、色の濃い茶色や深緑といった深く濃いめの色は、高級感を感じさせる色であるとされています。

同じ素材の振袖を選ぶ場合でも、色選びに注意することで品格ある振袖姿に近づけられるでしょう。

柄が平面的

高級な振袖は、職人による友禅染めや総絞り、刺繍など、手の込んだ装飾が施されています。そのため立体感のある柄が特徴です。

一方、安価な振袖は生地に絵柄がプリントされているため、平面的で柄に立体感が感じられません。この違いは写真だけでは分かりにくい場合があるため、安見えする振袖を避けたい場合には、店舗に足を運び、実物を確認することをおすすめします。

化学繊維の生地を使っている

化学繊維の生地を使っている振袖も、安っぽく見えてしまうことがあります。

高価な正絹を使った振袖は重厚感があり、分厚いのが特徴。一方、化学繊維を用いた振袖は厚みが感じられず、ペラペラとした生地感です。間近で見ると違いがわかりやすいため「安っぽく見える振袖は避けたい」という場合は注意してみてください。

シワや傷みが目立つ

レンタル振袖の場合、生地が傷んでいることがあります。このような傷みがある振袖も、どうしても安っぽく見えてしまいやすいです。

レンタルを予定している場合や中古の振袖を購入する予定がある場合、生地の状態も含めてしっかり確認しましょう。

安っぽい振袖を選ばないための注意点

ここからは、安っぽい振袖を選ばないための注意点を紹介します。

  • 極端に安い振袖は選ばない
  • 写真だけで判断しない
  • ネットでのレンタル/購入は避ける

それぞれ解説していきます。

極端に価格が安い振袖は選ばない

極端に価格が安い振袖を選ぶと、染めが平面的で、プリントであることがわかりやすくなっている場合が多いです。振袖のレンタルや購入相場を把握して、一般的な価格帯から大きく外れた振袖の場合は注意しましょう。

写真だけで判断しない

振袖の立体感や生地の傷みは、写真だけでは判断がつかないことがほとんど。ネット上での確認は難しいため、実物を確認することがポイントです。

可能な限り店舗に足を運んでみて、生地の質感を確かめてから決めることをおすすめします。

ネットでのレンタル/購入は避ける

ネットレンタルを利用する場合、実際に振袖を見ることなくそのまま自宅に届くことが一般的。リーズナブルにレンタルできる点がメリットですが、安っぽい振袖を避けたい場合はおすすめできません。

レンタルでも高見えする振袖を選ぶことは可能ですが、実物を確認できる店舗での予約をおすすめします。

振袖を高見えさせるコツ

ここからは、振袖を高見えさせるコツを紹介します。以下のポイントを押さえることで、同じ価格帯でもグッと高見えする振袖を選ぶことが可能になるので、ぜひ試してみてください。

  • 小物選びにこだわる
  • 古典柄を選ぶ
  • 厚みのある振袖を選ぶ
  • 金糸や銀糸を使用した振袖を選ぶ

小物選びにこだわる

振袖選びはもちろん重要ですが、小物選びによっても印象は大きく変わります。特に、帯や草履、バッグなどのアイテムは目立つので、高級感のある素材やデザインを選ぶのがおすすめ。

後述する選び方も参考に、振袖に合った高見えコーディネートを意識してみてください。

古典柄を選ぶ

流行りを取り入れたモダンなデザインの振袖も素敵ですが、高見えを優先させたい場合は古典柄を選ぶのがベター。色柄も落ち着いた雰囲気のものが多く、きちんと感のある装いになります。

正絹の振袖を選ぶ

先に触れた通り、平面的な生地の振袖は安っぽさが抜けません。そのため、生地に厚みのある正絹の振袖を選ぶことも、振袖を高見えさせるポイントです。

厚みのある正絹の振袖は高級感があるだけでなく、耐久性もあり着心地もよくなります。予算とのバランスもみながら、質感のよい振袖を選びましょう。

金糸や銀糸を使用した振袖を選ぶ

金糸や銀糸は高級感のある見栄えが特徴。そのため、金糸や銀糸を使用した振袖を選ぶことで重厚感のある華やかな雰囲気になります

金糸や銀糸なら振袖の色にかかわらず組み込みやすいため、幅広いデザインのなかから選べることもうれしいポイントです。

振袖を高見えする小物アイテム3選

振袖を高見えする小物アイテム3選を紹介します。以下の小物選びに気を配ることで、振袖を安見えさせることなく、上品に着こなせます。

  • 草履&バッグ
  • ショール

帯は振袖のコーディネートにおいて特に重要なアイテム。高級感のある振袖にするなら、金糸や銀糸を使用した帯がおすすめ。どんな色の振袖にも合わせやすく、ゴージャスな雰囲気で華やかにしてくれます。

また、全身に色を使いすぎるとちぐはぐな印象を与えてしまうため、帯のデザインや色合いは振袖に合わせて選ぶことも意識してみてください。統一感が生まれ、全体的に上品なコーディネートになります。

草履&バッグ

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草履とバッグも、素材とデザインにこだわることで高見えコーデに。バッグのデザインや素材は草履の鼻緒と合わせると上品なイメージになりおすすめです。

また、草履はサイズの合ったものを選ぶこともポイント。かかとが1cmほど出る程度のものを選ぶとよいとされています。

ショール

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ショールは振袖姿をより華やかにしてくれるアイテムのひとつ。成人式の定番であるファーのショールは、ボリュームと光沢感のあるものを選ぶと高見えします。

冬の時期には寒さ対策としても活躍してくれるので、ぜひ振袖に合わせてみてください。

安見えしない振袖選び・コーディネートのコツ

高級振袖を選ぶことが難しくても、安見えしない振袖姿にすることは可能です。特にポイントとなるのは、振袖のデザインと質感にこだわることです。

同じ価格帯でも、落ち着いた色味や濃いめの振袖を選ぶことで高級感のある印象になります。実際に店舗へ足を運び、生地の質感も確かめましょう。

また、同じ振袖を着ていても、小物選びによってコーディネートに差がつきます。帯や草履、バッグ、ショールなどのアイテムは、高級感のあるものを選んでみてください。

まとめ

安っぽい振袖を避けるコツを紹介しました。同じ価格帯で振袖を用意する場合でも、工夫次第で高見えさせることが可能です。本記事で紹介したポイントを参考に、安見えしない振袖の質感やデザイン、小物選びを実践してみてください。