成人式の振袖が他の人とかぶったら?対処法や差をつけるポイントを解説

「成人式の振袖が他の人とかぶったら?」と不安に感じる方も多いことでしょう。

この記事では、振袖が他の人と同じだった場合の対処法やかぶらないための選び方、個性を出せるコーディネート術を紹介します。成人式を控えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

成人式で振袖が他の人とかぶることはよくある?

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成人式では、同じ色や柄の振袖を着ている人に出会うことは珍しくありません。特に全国展開しているレンタル店やネットで人気の振袖は、カタログに載ったものが大量に生産・流通しているため、かぶりやすくなります。

とはいえ、かぶってしまっても心配はいりません。着こなし方や小物の選び方で印象は大きく変わるので、むしろ自分らしさを出せるチャンス。アレンジや着こなしを楽しみながら、唯一無二のスタイルに仕上げましょう。

成人式の振袖が他の人とかぶったときの対処法

成人式の振袖が他の人とかぶること自体はさほど珍しくありません。まずは、成人式の振袖が他の人とかぶったときの対処法を見てみましょう。

  • 帯や襟で差をつける
  • 帯結びの形を工夫する
  • 小物を差し色やアクセントに
  • ヘアスタイルやメイクで差をつける

帯や襟で差をつける

振袖が同じでも、帯や半衿、重ね衿の選び方で印象はガラッと変わります。半衿は刺繍入りやラメ入りなど種類が豊富で、顔まわりの華やかさを調整しやすい部分。重ね衿に差し色を入れるだけでも個性が引き立ちます。

帯も柄や色の選び方で雰囲気が変わるので、アレンジしながらコーディネートを楽しみましょう。

帯結びの形を工夫する

同じ帯でも、結び方次第で後ろ姿の印象がまったく違って見えます。大きく華やかなリボン風や立体感のある羽根型、コンパクトで可愛い文庫型など、アレンジの仕方もさまざま。

着付けの際に「可愛く」「大人っぽく」などイメージを伝えておくと、自分に合った結び方を提案してくれるはずです。

小物を差し色やアクセントに

バッグや草履、足袋、髪飾りといった小物にアクセントを入れると、一気に雰囲気が変わります。ビビッドな色やちょっと変わったデザインを取り入れるだけでも、人とは違う印象に。

たとえば白の振袖にエメラルドグリーンのバッグを合わせるなど、意外性やアクセントのある色使いで印象が残ります。

ヘアスタイルやメイクで差をつける

振袖は着物自体が華やかなので、いつもより大胆なヘアメイクに挑戦しても浮くことがありません。レトロ風の外巻きヘアや大ぶりの花飾りを合わせたシニヨンに、カラーラインで遊ぶメイクなどもおすすめ。

美容室でヘアメイクをお願いする場合は、なりたいイメージを具体的に伝えるのがポイントです。

成人式で他の人と振袖がかぶらないようにするには?

振袖が他の人とかぶっても全く問題ありませんが、「できるだけかぶりたくない」という方もいるでしょう。

以下では、成人式で他の人と振袖がかぶらないようにするためのポイントを紹介します。

  • チェーン店やネットレンタルを避ける
  • 人気ランキング上位の振袖の色や柄を避ける
  • コーディネートを工夫する
  • ママ振袖を着用する

チェーン店やネットレンタルを避ける

全国展開しているチェーン店やネットレンタルの振袖は、同じ柄・同じカラーが大量に流通しているため、かぶる可能性が高くなります。

一方、地域密着の専門店や小規模な呉服店などでは、同じ会場に同柄が出ないよう管理していることも。どうしてもかぶりたくない場合は、予約時に「同会場での利用状況を教えてもらえますか?」と確認するのも一つの方法です。

人気ランキング上位の振袖の色や柄を避ける

「人気No.1」「王道カラー」などの振袖は、どうしてもかぶりやすくなります。たとえば赤やピンク、白地に金の柄などは、毎年定番として選ばれがちです。

少し視点をずらしてくすみカラーや個性的な柄を選ぶと、ほかの人と差がつきやすくなります。

コーディネートを工夫する

コーディネートを自分らしく工夫することもポイント。たとえ柄や色が似ていても、小物や帯でしっかりアレンジすれば印象はガラッと変わります。

重ね衿で差し色を入れたり、帯揚げを大胆なカラーにするだけでも“まるかぶり”を回避できるでしょう。

ママ振袖を着用する

お母さんや親族の振袖を受け継いで着る「ママ振袖」は同じものに出会う確率が低く、他と差がつくコーディネートとして注目されています。

柄がレトロだったり、今はあまり見ない配色のものも多いですが、小物の工夫次第で現代風にアレンジ可能です。

作家さんの物を購入する

一点物や少量生産の振袖を扱う作家さんの作品を選ぶことも、人とのかぶりを防ぐにはおすすめの方法。既製品にはない色使いや繊細な柄が魅力で、自分だけの特別な一着に出会えるでしょう。

価格はやや高めになることがありますが、他の人と差をつけたい方や、記念として長く大切にしたい方にはおすすめです。

成人式でかぶりづらい振袖コーディネート

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以下に、成人式でかぶりづらい振袖コーディネートをまとめました。「他とかぶりたくない!」という方は、参考にしてみてください。

【くすみカラー×金小物】の上品トレンド系

近年注目されている「くすみカラー」は、柔らかく上品な印象を与えてくれる人気の色。くすみカラー自体は選ばれやすいですが、例えばグレージュやラベンダー、くすみピンクなどをベースに、帯や小物でゴールドを効かせると大人っぽさが際立ってアクセントになります。

【モノトーン系振袖×アクセ強め】のモードスタイル

白×黒のモノトーン振袖に、存在感のある小物やアクセサリーを合わせたコーデもおすすめ。帯はメタリック系、髪飾りは大ぶりのデザインにすることで、一気にモード感がアップします。

トレンドを意識しながらも他の人とかぶりづらく、ファッション性の高い着こなしを楽しみたい方にぴったりです。

【アンティーク柄×レトロ小物】の大正ロマン風

アンティークな花柄や幾何学模様の振袖に、レトロなバッグや草履、丸めがねなどを合わせたコーディネートも魅力。

大正ロマンの雰囲気が漂い、現代の量産スタイルとは一線を画す印象に。ママ振袖との相性も良く、アレンジを効かせやすい組み合わせです。

【淡色×濃小物】の“逆張り”コーデ

淡い色味の振袖に、あえて濃い色の帯や小物を合わせる“逆張り”スタイルもおすすめ。

ピンク×ネイビー、白×ディープグリーンなど、コントラストを強くすることで全体が引き締まり、インパクトもばっちり。人と違う着こなしをしたい方にぴったりの配色です。

【地味カワ系×超映え髪飾り】のギャップ重視型

あえてシンプルな色や控えめな柄の振袖を選び、髪飾りで一気に主張するギャップ重視のコーデです。

大ぶりの花やつまみ細工、ドライフラワーなど、顔まわりにポイントを置くと視線が集まりやすく、写真にもよく映えます。

成人式の振袖に関するよくある質問

最後に、成人式の振袖に関するよくある質問をまとめました。

Q. 成人式の振袖でタブーなものは?

厳しいルールはありませんが、過度な露出や装飾、過激な柄などは避けると良いでしょう。成人式は式典の場でもあるため、品位を保ったコーディネートが基本です。

Q. 振袖で人気のない色は何色?

橙色や黄緑色、紫色、灰色などは定番カラーと比べると選ぶ人が少なく、かぶりにくいカラーといえるでしょう。詳しくは以下の記事でも解説しています。

Q. 成人式の着物でNGな色は?

特に“NG”な色はありませんが、暗すぎる色(地味な茶色・グレー単色など)は成人式では避けられやすいです。ただし、小物使いや柄で華やかにすれば個性的に着こなすことも可能。自分に似合う色や好きな色を優先して問題ありません。

Q. 振袖にスパッツは履いていい?

股上の浅いスパッツなら、トイレの際にも脱ぎやすく困りません。また、丈が短いものを選べば、動き回っても振袖からはみ出ることなく着用できます。

まとめ

成人式の振袖が他の人とかぶることは、決して珍しいことではありません。また、かぶってしまった場合でも、帯や小物、ヘアメイクの工夫次第で、違う印象に仕上げられます。

どうしてもかぶりたくない気持ちが強い場合は、事前に「かぶりにくい振袖選び」を意識するのもポイント。レンタルの種類や予約状況を確認したり、作家物やママ振袖を選ぶと、より個性的なコーディネートが叶います。