ママ振袖をかわいくアレンジするコツは?おすすめの小物とコーディネート術

本記事では、ママ振袖をおしゃれに着こなすためのアレンジ術やおすすめの小物、髪型別のコーディネート方法をわかりやすくまとめました。周囲とかぶらない、自分だけの特別な振袖姿を叶えるヒントを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

ママ振袖はアレンジ次第でかわいく着こなせる!

「ママ振袖」とは、振袖に母親が成人式で着た振袖のこと。近年では「家族の思い出を大切にしたい」、「せっかくのママ振袖を活用したい」といった理由でママ振袖を選ぶ方が増えています。

ママ振袖を着る人の割合は、全体の2〜3割程度。振袖のデザインや質感が現代のものと異なりますが、現代風にアレンジして着こなしている方もたくさんいます。

シンプルなデザインを活かして今風にアレンジ

ママ振袖は、現代の振袖に比べると柄が控えめでシンプルなものが多めです。振袖だけ見ると「少し地味なのでは?」と感じるかもしれませんが、メイクや小物使いを今風にアレンジすれば、トレンド感もプラスできます。

小物使いを変えて一気におしゃれな雰囲気に

振袖の印象を左右するのが小物の選び方。ママ振袖に個性的な帯締めや、トレンドの帯揚げ・重ね衿などを取り入れるだけで、ぐっと今っぽく仕上がります。

特にパール付きの半衿や、くすみカラーの小物、厚底草履やレース手袋といったアイテムを取り入れるのもおすすめです。

ママ振袖をアレンジするコツ

ママ振袖のアレンジを楽しみたい方は、以下のポイントに着目してみましょう。

  • 襟元や帯周りにアクセントを取り入れる
  • 帯や小物は新しく買い足す
  • レトロ感たっぷりなスタイルを楽しむ
  • アイメイクとヘアアレンジはプロに任せる
  • 草履やバッグを新調する

襟元や帯周りにアクセントを取り入れる

まずおすすめなのは、襟元や帯周りにアクセントカラーを取り入れること

特に振袖本体が落ち着いた色合いの場合、帯や小物に鮮やかな色を取り入れることで、全体の印象がぐっと華やかになります。

帯や小物は新しく買い足す

振袖自体はママ振袖でも、帯や小物を今風のものに置き換えるだけで一気にトレンド感のある着こなしに

現代的なデザインの帯や流行のアクセサリーを組み合わせれば、誰とも被らない自分だけの着こなしを楽しめます。

レトロ感たっぷりなスタイルを楽しむ

ママ振袖は古典系のデザインが多いため、あえてレトロ感を楽しむスタイルに仕上げるのもひとつの方法。

アンティークな花柄の帯や髪飾り、ファーバックなどを合わせることで、レトロ感たっぷりな雰囲気にするのもおしゃれです。

アイメイクとヘアアレンジはプロに任せる

小物と同様に、アイメイクやヘアアレンジを変えることでもトレンド感が生まれます。以下のポイントを押さえて、今っぽいコーデを楽しみましょう!

振袖を新調しない場合は、アイメイクとヘアアレンジは思い切ってプロに任せるのもおすすめです。

メイクの種類ポイント
ファンデーションマット~セミマット
リップ濃いめ&マット
チークナチュラルに薄くのせる
アイメイク振袖の色に合わせる
ヘアメイクカチモリヘア、シニヨン、編み込みアレンジなど

草履やバッグを新調する

ママ振袖を今風にアレンジするなら、草履やバッグもアップデートするのがおすすめ。昔ながらの草履はシンプルなデザインが多いため、厚底タイプや刺繍入り、ビジュー付きなど、トレンド感のある草履に変えるだけで垢抜けます。

バッグも、がま口タイプやサテン素材、ラメやメタリックの入ったものを選べば一気に華やかになるでしょう。

ママ振袖アレンジにおすすめの小物

ここからは、ママ振袖アレンジにおすすめの小物をまとめました。

  • 半衿
  • 重ね衿
  • 帯締め
  • 帯揚げ
  • レース手袋
  • アクセサリー
  • ブーツや厚底草履

半衿

顔まわりの印象を左右する重要なアイテム。レースやフリル、パール付きのものを選ぶと、一気に華やかな印象に。白だけでなく、アイボリーや淡いピンクなどもおすすめです。

重ね衿

重ね衿は、襟元を華やかに見せるために使うもの。シンプルなママ振袖に合わせるなら、重ね衿は、パールやレース、フリルなどの装飾が施されたものがおすすめです。

帯締め

定番の組紐タイプだけでなく、丸ぐけタイプやモチーフ付きのものならアクセサリー感覚で使えます。ビジューやリボン付きも人気です。

帯揚げ

絞りや刺繍、ラメ入りなど、素材に表情がある帯揚げを選ぶと、立体感が出ておしゃれ度アップ。ボリューム感を意識して選ぶと華やかに見えます。

レース手袋

レース手袋をするだけで、一気に華やかな印象に。冬場に開催される成人色では手先が冷えやすいので、寒さ対策としてもおすすめです。

アクセサリー

大ぶりのアクセサリーを取り入れると、メリハリがついてモダンな雰囲気に。ただし、ピアスやイヤリングなど、振袖を傷つけないアイテムがおすすめです。

振袖を傷める可能性のあるネックレスや装飾のあるネイル、ブレスレットなどは避けましょう。

ブーツや厚底草履

履物のフォーマルな定番アイテムは草履ですが、自分が主役の成人式であれば、ブーツや厚底草履を履いてもマナーとして問題ありません。

足元が一気におしゃれな印象になるので、ママ振袖に合わせたいアイテムのひとつです。

【ヘアスタイル別】ママ振袖のアレンジの仕方

ヘアスタイルはママ振袖の印象を大きく左右するポイント。髪の長さに合わせてトレンドを取り入れれば、よりおしゃれに着こなせます。

ショートヘア|髪の流れを意識するのがポイント

ショートヘアの方も十分にアレンジは可能。毛流れを意識しながら、トップやサイドにボリュームを出すことでぐっと華やかに。金箔やパールピン、リボンなどの小物をポイントに使うのもおすすめです。

ミディアムヘア|振袖のデザインに合わせて自由に楽しめる

ハーフアップやゆるめのローポニー、編み込みなど、ミディアムヘアはアレンジの幅が広いのが魅力。髪飾りにレースやくすみカラーの花を取り入れると、より今っぽい雰囲気に。振袖の柄や色に合わせてコーディネートするとバランスがよくなります。

ロングヘア|トレンドを取り入れて今風に

ロングヘアは、シニヨンや編みおろし、ギブソンタックなどの人気スタイルが豊富。金箔、水引、ドライフラワーなどのトレンド小物を使ったアレンジも楽しみましょう。

後ろ姿が華やかになるので、写真映えもばっちりです。

ママ振袖はダサい?ダサいといわれる理由

ママ振袖を切るかどうか悩んでいる方の中には、「ママ振袖はダサいから嫌だ」と思う方もいるかもしれません。

ママ振袖自体はコーデ次第で可愛らしく着こなせますが、ひと昔前の着物であることから「ダサい」という印象を持ってしまう方もいるようです。

シンプルなデザインの振袖が多い

現代の振袖は、華やかなプリント柄や個性派デザインが人気です。しかし、ママ振袖はその時代に流行したデザインであるため、現代のものと比較するとシンプルで地味に見えてしまうことがあるのは事実。

とはいえ、お母さん世代の振袖には職人の手によって作られた一点ものも多く、現代の量販されている振袖と比較すると、質が非常に高いです。着こなしを工夫すれば、その美しさを引き出すことができるはず。

小物もシンプルで華やかさに欠ける

ママ振袖の小物は、現代の振袖に比べるとシンプルなものが多いです。特に帯や帯揚げ、帯締めなどが控えめなデザインで、華やかさに欠けると感じられることもあります。

しかし、振袖は母親のものを着用しても、小物を一新することで今風の華やかさをプラスできます。工夫次第で、大きく印象を変えることが可能です。

関連記事|ママ振袖はダサい?後悔しないおしゃれな着こなし術とアレンジのコツ

ママ振袖を選ぶメリット

一方で、ママ振袖を選ぶメリットもたくさんあります。以下にママ振袖の魅力をまとめたので、参考にしてみてください。

  • コーディネートが被りにくい
  • 質の高い振袖を着られる
  • 成人式にかかる出費を抑えられる
  • 家族の思い出を受け継げる

コーディネートが被りにくい

レンタルの振袖の場合、同じような色柄が多く他の人と差をつけることが難しい場合も。しかし、ママ振袖なら他の人と被ることが少なく、自分だけのお気に入りコーデを楽しめます。

質の高い振袖を着られる

母親が成人式で着た振袖は価値の高い一点ものも多く、質の高い振袖を着られることもメリットです。生地の重厚感、繊細な刺繍など、ひと目見てわかる高級感は魅力です。

成人式にかかる出費を抑えられる

成人式にかかる出費を抑えられることも、ママ振袖を着用する大きなメリット。新たに振袖を購入するよりも、ママ振袖を利用した方が全体の出費を抑えられます。

もちろん、仕立て直しやクリーニング代がかかりますが、総額で見ればコストを抑えられる場合が多いでしょう。

家族の思い出を受け継げる

ママ振袖を着ることで、家族の絆を感じながら大切な思い出を受け継ぐことができます。

成人式という特別な日に母親が着た振袖を着ることで、より思い出深い1日を過ごせるでしょう。

ママ振袖を選ぶ前の確認すべき点

ママ振袖を着る場合には、以下のポイントをしっかり確認しましょう。思い出の振袖でも、状態やサイズによっては修正やリメイクが必要になることもあります。

  1. 振袖の状態をチェック
  2. サイズが自分に合うか
  3. 小物がすべて揃っているか
  4. 振袖の雰囲気が好みに合うか

ママ振袖を着る際にかかる費用相場

ママ振袖を着る際にかかる費用相場は、5万円程度からがおおよその相場目安となります。費用の内訳としては、振袖のメンテナンス代や小物類のレンタル代、着付け、ヘアメイクの費用など。また、前撮りの費用も忘れないようにしましょう。

振袖のレンタル店では、通常のセットプランから振袖レンタルを除いた「ママ振袖プラン」を提供しているところもあるので、事前にプランを調べておくとスムーズです。

レンタルの相場は20万円〜30万円、購入する場合の相場は30万円〜40万円であることを踏まえると、安くすむ可能性が高いです。

まとめ

ママ振袖はアレンジ次第で唯一無二の着こなしとトレンド感を両立できるアイテム。小物やメイクで現代風にアップデートすれば、他にはない特別なアレンジを楽しめます。

費用を抑えつつ、家族の想いを大切にできるママ振袖。上質な素材や仕立てが魅力の一着を、今の自分らしく素敵に着こなしてみてください。