成人式でママ振袖を着るか迷っている方の中には、「写真だけ残しておきたい」という方も少なくないでしょう。母の思い出が詰まった振袖は、特別な一枚の記念写真としても価値あるものです。
この記事では、ママ振袖で写真だけを撮るメリットや注意点、前撮りのおすすめシーズン、費用相場まで詳しく解説します。
ママ振袖は写真だけ撮るのもおすすめ!

最近では、自分好みの振袖をレンタルや購入して式に参加し、ママ振袖は家族の思い出として写真に残すスタイルを選ぶ方も増えています。
家族写真やアルバムを見返したときに、母親から受け継いだ振袖の姿が残っていると、より素敵な思い出になるでしょう。
ママ振袖で写真だけ撮る場合の費用相場
ママ振袖の写真撮影にかかる費用は、プランやオプションの内容によって変わります。基本的な着付けと撮影のみであれば、約3万円〜7万円が相場です。
プラン | 費用相場 |
---|---|
スタジオ撮影のみ | 3,000円程度〜 |
着付け・ヘアセット・メイク込み | 約4万円〜5万円 |
ママ振袖の写真撮影はいつがベスト?

ママ振袖の写真撮影はいつ行ってもOKですが、繁忙期を避けるとスムーズです。
- 成人式を迎える前年の3月~5月がベスト
- 後撮りの場合は成人式後の2月〜4月がベスト
成人式を迎える前年の3月~5月がベスト
前撮りはいつ撮影しても問題ありませんが、特におすすめな時期は成人式を迎える前年の3月〜5月です。
この時期はスタジオが比較的空いており、好きなスケジュールで予約が取りやすくなっています。また、比較的気候が安定しているため、ロケーション撮影にもぴったりな時期です。
振袖の前撮り時期別の注意点とポイント
振袖の前撮りを行う際には、季節や時期に応じた注意点があります。下記を踏まえて、自分のスケジュールや希望に合った時期を選ぶようにしてみてください。
時期 | ポイント |
---|---|
1~2月 | 1年前に成人式を迎える人と被りやすい |
3〜4月 | スタジオが空いておりおすすめのタイミング |
5〜6月 | 天気予報を要チェック |
7〜8月 | 化粧崩れや熱中症に注意 |
9~11月 | 七五三の撮影と重なり混み合う |
12〜1月 | 駆け込みで混み合う可能性が高い |

ママ振袖で撮影だけするメリット
ママ振袖で撮影だけするメリットは以下の通りです。
- 家族の思い出を引き継げる
- 記念として残せる
- 撮影に時間をかけられる
家族の思い出を引き継げる
ママ振袖は、母親や祖母の思いが込められた特別な一着。写真に残すことで、家族の思い出を引き継げます。家族写真にすると、さらに記念に残る一枚になるでしょう。
記念として残せる
成人式当日は何かと慌ただしくなりがちですが、前撮りや後撮りなら落ち着いてしっかりと記念写真を残せます。将来見返したときに、家族や自分にとっての大切な宝物になるはずです。
撮影に時間をかけられる
前撮りでは撮影のための時間を確保できるため、ゆっくりと焦らずに撮影できます。忙しさに追われることもなく、プロのカメラマンに納得のいく一枚を撮影してもらいましょう。
ポーズを変えたり、写真映えのよい角度から撮影したりと、後悔のない仕上がりを追求できます。
ママ振袖で撮影だけする際の注意点
ママ振袖で撮影だけする際は、以下のポイントに注意しましょう。
- 事前に振袖の状態を確認する
- 小物類の有無を確認する
- コーディネートをチェックする
- 家族で話し合って決める
- 撮影スタジオが持ち込み可能か確認する
事前に振袖の状態を確認する
長期間保管されていた振袖は、シミや色あせ、ほつれが生じていることがあります。撮影当日に慌てないよう、早めに振袖の状態をチェックし、必要であればクリーニングや修理を依頼しましょう。
小物類の有無を確認する
振袖のほか、帯、帯揚げ、帯締め、草履、バッグ、半衿など必要な小物が揃っているかも確認しましょう。足りないものや古さを感じるものは新調したり、レンタルしたりする必要があります。
コーディネートをチェックする
ママ振袖は、小物や帯でアレンジするのもおすすめ。差し色として小物をプラスしたり、髪飾りをトレンド感のあるものにしたりすることで、今っぽい着こなしが叶います。

家族で話し合って決める
ママ振袖で撮影する場合は、本人の気持ちも大切に家族でしっかり話し合って決めましょう。意見を出し合ったうえで、納得のいく形で決めることが後悔しないためのポイントです。
撮影スタジオが持ち込み可能か確認する
スタジオによっては、持ち込みの振袖に対応していない場合や、持ち込み料がかかることがあります。予約前にスタジオの方針を確認してから準備を進めましょう。
ママ振袖での撮影方法

- ロケーション撮影(出張撮影)
- スタジオ撮影
それぞれの特徴とメリット・デメリットを理解して、自分に合った撮影方法を選びましょう。
ロケーション撮影(出張撮影)
ロケーション撮影とは、公園や神社など、自分の好きな場所に出向いて撮影する方法のこと。写真にこだわりたい方には特におすすめで、季節感が出るので振袖の特別感をより演出できます。
一方で、天候や季節に左右されやすいため、梅雨や台風の時期はできるだけ避けるようにするとよいかもしれません。
撮影当日はカメラマンに出張してもらうことになるため、事前の打ち合わせをしっかり行いましょう。
スタジオ撮影
スタジオ撮影は、スタジオの設備や照明を使って撮影する方法です。ロケーション撮影のような季節感を出すことは難しいですが、天候に左右されることなく安定した品質の写真を撮影できる点が大きなメリット。
撮影当日の流れ
撮影当日は、以下の流れで撮影する場合が多いです。
内容 | 時間 |
---|---|
着付け・ヘアメイク | 1.5時間 |
写真撮影 | 1時間 |
写真の選定 | 1時間 |
1. 着付け・ヘアメイク(1.5時間)
撮影準備にかかる時間は1.5時間程度。ヘアメイクを先に行い、その後に着付けを進めます。メイク込みのプランやセルフメイクのプランがあるので、事前に確認しておきましょう。理想のイメージやリクエストがあれば、先に伝えておくとスムーズです。
2. 写真撮影(1時間)
撮影時間は1時間程度が一般的。ポーズや表情はプロのカメラマンがアドバイスしてくれますが、こちらもリクエストやこだわりがあれば先に伝えておきましょう。自分らしい表情やポーズを楽しみながら、思い出に残る一枚を撮影してみてください。
3. 写真の選定(1時間)
撮影後は気に入った写真を選び、アルバムやフォトブックなどのアイテムを決めていきます。内容や選べる枚数はスタジオによってさまざまなので、事前に確認しておくのがおすすめです。
4. 現像、データ化(後日)
現像やデータ化は後日行われます。画像ファイルとしてデータで送ってもらえるプランなら、アルバムに選ばなかった写真も後から見返すことが可能です。どのような形式で写真を受け取ることになるのか、こちらも事前に聞いておきましょう。
撮影スタジオを予約するときのポイント
撮影スタジオを予約するときのポイントは以下の通りです。
- 早めに予約する
- 好みの写真を撮影してくれるスタジオを選ぶ
- 小物がレンタルできるか確認する
早めに予約する
人気のスタジオや時期は早めに埋まることが多いため、撮影の予約は早めに行うことが重要です。特に希望のスタジオや日程がある場合、予約するタイミングが早いほど枠を確保しやすくなります。
振袖の色やデザインも、早い段階なら豊富な種類のなかから選べるので、思い立ったタイミングで問い合わせてみるとよいでしょう。
好みの写真を撮影してくれるスタジオを選ぶ
好みの写真を撮影してくれるスタジオを選ぶこともポイントです。写真の仕上がりや撮影スタイルはスタジオやカメラマンによって異なるため、「思っていたような雰囲気と違った…」とならないよう、事前にチェックしておきましょう。
ホームページやSNSに写真を公開しているところも多いので、リサーチした上で決めることをおすすめします。
小物がレンタルできるか確認する
持っている小物が少なかったり、今っぽいアイテムを追加したい場合は、帯揚げや帯締め、髪飾りなどのレンタルに対応しているか確認しましょう。レンタルに対応していない場合は、別途用意する必要があります。
ママ振袖で写真だけを撮る場合のよくある質問
最後に、ママ振袖で写真だけを撮る場合のよくある質問をまとめました。
Q. ママ振袖の値段相場はいくら?
ママ振袖を着る際にかかる費用相場は、5万円程度からがおおよその相場目安となります。費用の内訳としては、振袖のメンテナンス代や小物類のレンタル代、着付け、ヘアメイクの費用など。また、前撮りの費用も忘れないようにしましょう。
Q. ママ振袖を着る人はどれくらいの割合?
ママ振袖を着る人の割合は、全体の2〜3割程度。振袖のデザインや質感が現代のものと異なりますが、現代風にアレンジして着こなしている方もたくさんいます。
Q. 成人式の写真だけ撮る場合、いくらくらいかかる?
値段はプランやオプションの内容によって変わりますが、基本的な着付けと撮影のみであれば、約3万円〜7万円が相場です。
Q. ママ振で当日着付けはしてもらえる?
撮影プランに着付けやヘアメイクが含まれていることが多いです。ただし、成人式の日は着付けやヘアメイクを予約しましょう。
まとめ
ママ振袖で後悔しない撮影にするには、振袖の状態確認や小物選び、スタジオ選びを早めに行うことが大切です。小物や髪飾りを今風にアレンジすることで、写真映えするおしゃれな一枚が残せます。
家族の思い出を未来に引き継ぐ一枚として、ぜひママ振袖の着姿を写真に残してみてください。